黄
82円普通切手 ウメ(はちじゅうにえんふつうきって うめ)
甘い香りで春の始まりを告げる花として、古くから多くの人に親しまれてきたウメをモチーフにした切手。
「花見と言えば梅」というほど、和歌でも数多く詠まれている梅は、桜とは違った魅力があります。
クリーム色の背景と鮮やかなピンクの紅梅が暖かな印象を残す、可愛らしいデザインです。
52円切手と同じく普通郵便で多く用いられる額面なので需要が高く買取額も高めです。
ただしバラ売りの場合は60%程度のレートを設定しているお店が多いため、各店の切手買取価格を調べてから売りに行った方が良いでしょう。
140円普通切手 ヤマブキ(ひゃくよんじゅうえんふつうきって やまぶき)
春の季語として、平安貴族らが和歌としてもたびたび用いてきた花であるヤマブキ。
黄色い花弁が金色のように見えることから「金運の花」としても親しまれています。
2015年発行の140円切手はそんなヤマブキをモチーフにした鮮やかなデザイン。
背景に空色を採用したことで、爽やかで清潔感のある切手に仕上がっています。
現行切手は金券としての意味合いが強く、保管状態やシートか否かでも買取額は大きく変わってきます。
買い取り価格はほとんどが額面の6~9割程度であることも覚えておきましょう。
310円普通切手 利尻礼文サロベツ国立公園 利尻島(さんびゃくじゅうえんふつうきって りしりれぶんさろべつこくりつこうえん りしりとう)
北海道に位置する利尻礼文サロベツ国立公園が310円切手のモチーフです。
チシマザクラやレブンアツモリソウなど北海道のみに自生する植物を多く擁しており、その群生地が天然記念物やラムサール条約に登録されています。
切手に描かれているのは利尻山を背景に咲くレブンシオガマと言う花です。
現行切手を買取依頼する際に気をつけてもらいたいのが、『バラ売りの場合はかなり安めの見積もりを取られやすい』と言うこと。
ショップで少しでも高く買い取ってもらうには、50枚単位で台紙に貼る、10枚つづりで持って行くなどの工夫が必要です。
1000円普通切手 富士図(せんえんふつうきって ふじず)
江戸時代後期の画家である田能村竹田が描いた『富士図』の絵を用いた切手です。
緑青や胡粉を巧みに用いることで、雪化粧された富士山の雄大な様が見事に表現されています。
1円~500円までの普通切手シートは100枚つづりとなっていますが、1000円普通切手に限っては20枚つづりが1シートになっています。
他の現行切手に比べてシートが用意しやすいと言う点で、切手買取希望者から非常に人気となっています。
切手専門の買い取り業者ですと、専門家による確かな検品で買い取り価格を掲示してくれますので、査定に出してみることをおすすめします。