1940年代
第2次昭和 勅額(ちょくがく)
敵国降伏と書かれた勅額図。
この額は福岡県の筥崎宮の楼門に実際掲げられているものです。
戦時色の強いデザインですが、この額自体は元寇の頃に亀山上皇が戦勝を祈願して書いたものとされています。
印刷局の倉庫が空襲で焼けたため、第2次昭和切手の最後の切手となりました。
戦時中のためか印刷の質にばらつきがあり、それによって買取価格も異なってきます。
また目打ち無しの切手があり、こちらは通常より高額で買取されるようですので、いつかお売りになることも考慮して保存状態には気を付けておきたいところです。
軍隊の日 落下傘部隊(らっかさんぶたい)
落下傘部隊を描いたドイツの軍事切手です。
「軍隊の日」を記念して発行された全12種類の中の一枚です。
ナチス政権下のにおいては政治的・軍事的な趣旨の切手が多く発行され、このシリーズもその一つです。
歴史資料としての見どころもこの切手の魅力とも言えます。
しかし使用済みの切手は基本的に相場よりも買取額が下がってしまうようです。
できるだけ高値で買取ってもらうためには、切手一枚のみでも破れやヤケに注意し、丁寧な保管で状態を保つことがポイントです。
軍隊の日 急降下爆撃機(きゅうこうかばくげきき)
ドイツにて「軍隊の日」と戦没者慰霊に合わせて全12種類の軍事切手の中の一枚です。
爆弾を投下するユンカースJu87を描いています。
ちなみにこの切手はシリーズ第一弾のもので、翌年1944年にも第2弾としてドイツ軍の戦いを題材として13種類の切手が発行されています。
いわゆるプレミア切手とはなりませんが、古い切手ですのでいざ売るときになるべく高額で買取ってもらうためには、なるべく湿気の無い場所を選び、綺麗な状態で保管されると良いでしょう。
軍隊の日 砲兵隊(ぐんたいのひ ほうへいたい)
ナチス政権下のドイツにおいて「軍隊の日」と戦没者慰霊に合わせて全12種類の付加金付き軍事切手が発行されました。
このシリーズは12種それぞれにドイツ軍兵士の戦う姿や兵器が描かれています。
この切手はその中の一枚で高射砲の砲兵隊を描いています。
シリーズものの切手なので、種類が揃っていることも高値で買取ってもらうための鍵となります。
古い切手なのでできるだけ劣化しないよう、コンディションの良さも買取してもらうのに重要になるでしょう。
大東亜戦争第一周年記念 2+1銭(だいとうあせんそうだいいっしゅうねんきねん 2+1せん)
バターン半島にて戦車で進撃する日本軍の様子を描いたこの切手は、日本がアメリカ・イギリスに対して宣戦布告をしてからちょうど一年となったことを記念して発行された切手の一つです。
同時に発行された2種のうち金額の低い方の切手になります。
古い切手ではあるものの、通常の未使用切手で売っても高額買取は難しいようです。
しかし大量にあるものなどを換金するつもりであれば、保存状態は重要なので丁寧に扱い大事に管理したいものです。