1円普通切手 前島密(いちえんふつうきって まえじまひそか)
1円普通切手 前島密(いちえんふつうきって まえじまひそか)
前島密は日本の現行郵便制度を「日本近代郵便の父」と言われる人です。
日本の近代郵便制度の創設者の一人で、「切手」と言う言葉を作り、長年1円切手の肖像として親しまれてきました。
まだ当時の郵便制度は、現在のようにスピーディではなく、大変日数がかかっていました。
緊急の際に知らせる方法がなく、相手先に届くかどうかさえも怪しいものだったのです。
前島密は、政府の書類を郵送でやり取りする際の金額が記載された書類を見て、
「一日に一度必ず郵便を送り出して、その際に政府の書類以外にも民間人の手紙も一緒に運び、
郵便料金を民間からも徴収すれば、財源も潤ってしかも国の為になる」
と考え、その書類を目にした翌日には考えをまとめたと言われています。
1円切手と言う非常に小さい額面である上に現行普通切手のため、バラの場合ですと額面の半額以下の買取価格、または買取不可になってしまう場合があります。
シート(100枚分)の方がレートが高く設定されることが多いので、買い取りを希望される際は新品のシートを用意したほうが良さそうです。
関連記事
-
[記念切手] 植林記念 蔡温(しょくりんきねん さいおん)...
琉球松の絵と蔡温の名が刻まれた記念切手です。 琉球王国時代の政治