動物
国際文通週間 1990 鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)
日本最古の漫画と言われ、そのコミカルで可愛らしいタッチが今なお多くの人から愛されている『鳥獣人物戯画』。
1990年国際文通週間記念切手に採用されたのは、その中でも特に有名な甲巻からの一シーンです。
こちらの切手は80円・120円と2種類の額面が発行されており、絵柄は同じですが目打ち部分の色を変えることで区別がつけてあります。
どちらも人気が高く出回った数が多いため希少価値はそれほど高くありませんが、状態が良い美品の場合は比較的安定した買取価格を推移していますので、少しでも印象を良くする努力をすることが高額査定のコツになります。
切手趣味週間 1949 月に雁(きってしゅみしゅうかん 1949 つきにがん)
相場価格 | 500〜999円、 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円 | |
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切手額面 | 8円(1円〜49円) | |
デザイン | 縦型、 青、 白、 その他の色、 動物 | |
発行年度 | 1949年(1940年代) |
見返り美人と同じく、プレミア切手といえばコレ!というほど有名な切手です。
安藤広重の作品で、歌川広重の躍動感ある筆致を活かした絵柄が、当時としては非常に珍しかった大判切手の中に大胆に配置されています。
前年に発行された『見返り美人』と同じ高額取引高税印紙の目打ち型を使ったこちらの大型切手は、200万部と発行部数が少なく当時からかなりの価値が付いていたようです。
切手収集ブームの時は非常に高値で取引されていて、現在でもかなりのプレミア価格が付いており、状態の良いものなら驚くような買い取り価格が付くことも。
切手コレクターにとっては最高の人気を博した切手で、漫画ドラえもんの作中にも出てきます。
保管状態の良し悪しにより買取額にかなり差が付くため、古切手をより高値で売るためには、今一度保管方法のチェックをしてみることをオススメします。
明治銀婚(めいじぎんこん)
相場価格 | 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円 | |
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切手額面 | 2銭、5銭(1銭〜99銭) | |
デザイン | 横型、 赤、 青、 白、 動物 | |
発行年度 | 1894年(1890年代) |
『明治銀婚切手』は明治天皇・皇后の結婚25周年記念を祝って発行されたもので、日本国内では初の記念切手です。
赤一色刷りのものが2銭・青一色刷りのものが5銭で、絵柄はどちらも菊花紋章と鶴となっています。
100年以上も前の切手ということで未使用品や美品が少なく、状態の良いものの場合驚くような高値で売れることがあります。
5銭切手の方が価値が高いとされますが、2銭と5銭のセットならより高い買取価格が付くでしょう。
記念切手の価値は基本的に古い方が高く、日本最古の記念切手、明治天皇銀婚も高い価値があります。
の価値が見込めます。
買取価格は価値と比例しますので、シートでなくバラ切手でこの価格は記念切手の中でも高くなります。
保管状態も普段から気に留めておけば評価UPにつながりますので、丁寧に保存すると良いでしょう。
国土緑化シリーズ 1982 栃木(こくどりょっかしりーず 1982 とちぎ)
1965年から発行されている『国土緑化切手』の1982年バージョンです。
栃木の代表的な山である男体山を背景に植樹祭のマークとオオルリがあしらわれたグラフィカルなデザインになっています。
現在、国土緑化切手はふるさと切手として発行されていますが、この頃は特殊切手枠での扱いでした。
こちらの切手を売りたい場合の注意ですが、軽微な汚れやヤケ等であっても買取価格に大きく響く傾向にあります。
古い切手の中にはカビが発生しやすい紙質の場合がありますので、保管に気をつけて最高の状態で送り出してあげたいものですね。
[記念切手] 琉球政府創立(りゅうきゅうせいふそうりつ)
米軍統治下から琉球政府となった時代に作られた琉球政府創立の記念切手です。
琉球列島の上に双葉と羽ばたく鳥が描かれた、平和を象徴するデザインとなっています。
琉球切手は発行年度によって高額買取されていることもあるので事前に調べておくことが重要です。
1948年7月1日から、独自デザインと「琉球郵便」表示による切手が発行され、1951年に4つの群島政府がまとめられて琉球臨時政府ができると、郵便事業をまとめる琉球郵政庁がつくられました。
1952年4月1日に琉球政府が成立し、郵便は琉球政府の管轄になり、その後は「琉球郵便」の文字の入った琉球切手が発行されるようになりました。
沖縄独自の文化を反映したデザインなので、人気が高まり外貨獲得にも大きな功績を残しましたが、沖縄県の復帰にともなって1972年6月3日で使用が停止されました。
この時までの沖縄切手は259種にもなります。
この切手の場合、未使用美品であれば1万円近い値が付くようです。
米軍統治時代に発行された切手の中でも比較的高額で買取ってもらえる物の一つと言えます。
お手持ちの切手がどれくらいの価値があるのか知りたいときは、切手買取専門店へ一度は相談してみる事をおすすめします。
秋のグリーティング(あきのぐりーてぃんぐ)
2012年の「秋のグリーティング切手」から誕生した日本郵政のキャラクター「ぽすくま」がデザインされています。
ぽすくまとその仲間たちが手紙やプレゼントを持ってドアから届けたり、封筒から顔を出したり、「贈る」をテーマに楽しいデザインとなって小さな子が手紙のやり取りを楽しめるようにシール式のかわいい切手になっています。
全国の郵便局などで250万シート発行されていますが、今後買取価値が上がることをみこして丁寧に保管するのも良いかもしれません。
お売りになるときは信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうと良いでしょう。
ハッピーグリーティング 92円(はっぴーぐりーてぃんぐ 92えん)
新進気鋭の切手デザイナーの中丸ひとみと玉木明による「カワイイ」と「おめでたい」をテーマにデザインした和テイスト5枚と洋テイスト5枚のセットです。
お正月やバレンタインだけでなく、ちょっとお手紙など使えるカワイイ切手が詰まっています。
発行枚数は50万シートで、全国の郵便局や日本郵便「切手SHOP」でも販売されていました。
いつかお売りになることもお考えであれば、この切手はシール式のため、湿度や気温に配慮しながらきっちり管理することが、将来価値が高まったときに高額買取へとつながる良い方法です。
「賀茂競馬図屏風」(かもけいばずびょうぶ)
午年にちなんで2002年に発行された『賀茂競馬図屏風』の切手です。
六曲屏風の中の主題である二曲を切り取ったものになっています。
また偽造防止のために開発された技術である『メタリックイメージ』が初めて採用された切手でもあり、角度を変えて見ることにより透かし文字が浮かび上がります。
この切手の相場は基本的には2枚1セットで算出されることが多く、一片のみを買い取りに出される方は少なめ。
切手10枚分の1シートとは言わないまでも、左右の絵柄をセットで買い取ってもらった方が査定額は高くなるでしょう。
もちろん保管方法も大事で、なるべく湿気の無い場所を選んで保存するようにしてください。
平成7年用年賀「亥クジ付83円」(へいせいななねんようねんが いくじつきはちじゅうさんえん)
お年玉付き年賀はがきのようにくじの番号が切手の上部に書かれています。
私製のハガキでもお年玉くじに参加できる切手で、現在にまで続いている寄付金付きお年玉付き年賀切手シリーズです。
中央には発行された次の年の干支であるイノシシがイラストが描かれています。
大量にある切手を換金してもらう場合でも、コンディションの良し悪しで買取価格に差が出てくるので、保存管理を丁寧にするのも買取のコツといえます。
オオパンダ(おおぱんだ)
オオパンダ切手は1963年発行の1次、1973年発行の2次に別れ、1次と2次をあわせ6種揃っているものが完品と呼ばれています。
需要が高くバラでも買取してもらえますが、シートで6種完品なら買取相場は高くなります。
6種完のオオパンダ2次切手があるなら、完品で買取に出すほうがよいです。
オオパンダ切手は文革切手の1種で、中国人バイヤーの買戻しを受けて相場も高い状態になっています。
できるだけ高く買い取ってもらえるよう適切な買取業者の選定が重要となってくるでしょう。
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