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竜文切手(りゅうもんきって)
相場価格 | 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円、 50,000〜99,999円 | |
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切手額面 | 48文、100文、200文、500文(その他) | |
デザイン | 正方形、 緑、 白、 その他の色 | |
発行年度 | 明治4年 1871年(1870年代) |
「竜文切手」は日本で最も古い切手です。
その名の通り飾り枠に龍の絵があしらわれたデザインで、和紙製であることも手伝い高級感がありますね。
デザインを手掛けたのは太政官札(紙幣)の図案も担当していた松田緑山と言う名の彫刻師。
当時はまだ江戸時代の通貨単位が用いられていたため、額面単位は「文」となっています。
また額面には四十八文(写真)・百文(青色)・二百文(赤色)・五百文(緑色)の4種類があり、使用されている図案は同じですが色で違いがつけてあります。
日本最古の古切手と言うことでそのプレミア価値は相当なもの。
オークションなどでも出回ることが少ないため、状態の良い美品の場合は大変な高額買い取りが期待できるお宝的存在です。
いざ売るときに備えて、保管状態には気を付けておくと良いでしょう。
全国科学大会 1978年(ぜんこくかがくたいかい 1978ねん)
相場価格 | 1〜499円、 500〜999円、 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円、 50,000〜99,999円 | |
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切手額面 | 8元(その他) | |
デザイン | 縦型、 赤、 青、 白、 その他の色、 その他のモチーフ | |
発行年度 | 昭和58年 1978年(1970年代) |
文化大革命後に初めて行われた全国科学大会(1978年3月)を記念して製造された「全国科学大会記念切手(J25)」です。
会議のマークや原子力マークが使用されたデザインで、全3種類が発行されました。
全国科学大会記念切手(J25m)とは別に、バラで3種完の中国切手も同時に発行され、3種完の全国科学大会記念切手(J25)はそれぞれが1500万枚ずつ発行されました。
切手の絵柄は、
・4つの近代化の旗
・原子力マークの
3つで、J25mの小型切手は3種完(J25)より発行枚数が少なく10万枚の発行なので、希少価値が高くなります。
目利き高い査定員に市場価値に基づいた最高価格をつけてもらうのが高額買取へのポイントと言えるでしょう。
中国共産党50周年(ちゅうごくきょうさんとう50しゅうねん)
相場価格 | 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円 | |
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切手額面 | 8元(その他) | |
デザイン | 縦型、 赤、 青、 白、 人物 | |
発行年度 | 昭和46年 1971年(1970年代) |
中国共産党50周年を記念して発行された記念切手(革4)。
景勝・建造物を描いた6枚と中国人民が描かれた3枚綴りのものをあわせて計9枚の図案が発行されています。
当時は切手の収集が禁止されていたため現在まで残っているものが少なく、美品のものの場合はかなり高額な相場で売買が行われています。
単片でもそこそこの買値がつきますが、9種全て揃った状態のものは特にめずらしいため高い買取価格がつくことが多いようです。
中国共産党50周年(革4)切手は、1971年に発行された中国切手で、9種完です。
3枚は絵柄が連続したデザインの三連刷です。
編号が「革」編号の時代になったのは、1970年で、現代京劇切手の編号が「革1」です。
革4は、革に切り替わってから4番目に発行された切手となり、「中国共産党50周年(革4)」は文化大革命時代に発行された切手で、通称「文革切手」と呼ばれ、プレミアがついています。
何故プレミアがつくのかというと、当時の中国では、切手の収集は禁止されていたため。
必然的に残存数が少なくなり、希少価値が高まったのですね。
更に年月が経過していますので、綺麗な状態で残っているものは大変少ないものとなっています。
ただし中国切手は真鷹の鑑定が難しいため、売却を考えている場合は専門店に在籍の鑑定士が、価値や相場を査定しますので、是非利用されると良いでしょう。
蝶(ちょう)
1963年に発行された「蝶」をモチーフにした切手です(特56)。
採用されている蝶は全て中国特産の種であるため非常に見応えがあり、収集家からの人気も高いシリーズです。
8元:5種
10元:5種
20元・2種
22元:1種
30元:1種
50元:1種
の計20種から成り立っており、全て集めるだけでも一苦労。
すべて蝶だけで蛾が1種も入っていない20種のロングセットはみごたえがあり、1963年という蝶切手としは初期のグループに入ります。
選ばれている蝶はすべて中国特産の種で、広範囲の種が選ばれており、デザインもシンプルで多少デフォルメされた蝶が白地をバックにみごとにまとめられています。
単片の買取相場は低い推移を辿っていますが、20種全てを集めたセットかつ美品の場合は万単位の買い取り価格がつきやすいコレクターズアイテムとなっています。
意外に買取ってもらう時に高く付く可能性もありますので、切手買取専門店に一度は相談してみる事をおすすめします。
1963年に中国から素晴らしい蝶切手が発行されました。20種のロングセットです。
天安門図東北貼用(てんあんもんずとうほくちょうよう)
相場価格 | 500〜999円、 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円 | |
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切手額面 | 250元、500元、1000元、2000元、2500元、5000元、10000元、12500元、20000元、30000元、100000元(その他) | |
デザイン | 縦型、 緑、 その他の色、 建物 | |
発行年度 | 1950年~1951年(1950年代) |
今回ご紹介するのは1950年~1951年に発行された天安門図東北貼用です。
当時の中国・東北地域には独自通貨が流通しており、他の地域への郵送を行う際には“東北貼用”と呼ばれる特殊な切手を貼ることが求められました。
単片のものは多く流通していますが、全種(第1版は10種/第2版は12種)がそろったものはとても珍しく、高い買取価格がつく傾向にあります。
この地域は通貨が違い、記載額面は「東北貼用」と表示されています。
文化大革命期(1966年~1977年)には、切手収集が禁止され古い切手の多くが処分されたので、1950年時期に発行されたこの切手は希少性が高くなります。
額面が多岐に渡るためコンプリート収集が大変なシリーズの一つですが、その分プレミア価値が高いアイテムです。
価値を確認をしたい場合は、コインや古銭買取専門店に一度は相談してみる事をおすすめします。
少年たちよ子供の時から科学を愛そう(しょうねんたちよこどものときからかがくをあいそう)
「少年たちよ、子供のときから科学を愛そう」切手です(T41m)。
天体観測や実験、蝶の観察などに励む子供のイラストが描かれたかわいらしい図柄です。
この切手には小型シートタイプ(2元)と6種セット(8元5種/60元1種)のシリーズが存在し、小型シートタイプのものは特に出回っている数が少ない非常にレアな逸品です。
発行部数は10万枚と少なく、希少性が高い切手で、「少年たちよ、子供のときから科学を愛そう」は同タイトルでシリーズとしても発行されています。
番号は(T41m)でなく「(T41)」、6種完で発行されおり、6種完のシリーズも子どものイラストが図案となっています。
日本での平均相場が定まっておらず、市場にもほとんど出ることがありません。
その分、買取相場は非常に高いものになることが予想できる1枚ですので、信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうと良いでしょう。
西湖博覧会絵葉書(せいこはくらんかいえはがき)
1929年に行われた西湖博覧会の様子を写した絵葉書です。
免係はがきといって、中国郵政が自然災害や戦争等の地域の通信を無料化するために発行されたもので、発行枚数が少ないため残存するものも非常に少なく、コレクターズアイテムとしてだけでなく歴史的な価値を持った資料としても非常に希少なものとなっています。
額面の無い絵葉書ながらも1枚1万円以上の買取価格が付く大珍品。
セットでの買い取りの場合は10万円以上の値がつくこともある、プレミア絵葉書です。
お売りの際は価値を理解してくれる専門家に査定依頼してみると良いでしょう。
農村で働く知識青年(のうそんではたらくちしきせいねん)
1969年に発行された「農村で働く知識青年」の切手です(文17)。
文化大革命期の当時の中国では、毛沢東の指導により青少年が農村で肉体労働を行うことを推進されていました。
これら一連の活動は「上山下郷運動」と呼ばれ、今回ご紹介する切手も上山下郷運動の一環として発行されていたものです。
図柄はそれぞれ「働く青年たち」「試験田で学ぶ青年」「老農民に学ぶ青年」「幼児をみる医療班」の4種が存在しています。
希少性はそこそこ高く1枚あたりの買取相場も数千円と高額ですがセットで売却する場合はさらに高い値段での売買が行われています。
相場の変動もありますので、しっかりと査定できる買取専門店に依頼するのが高額査定のコツと言えるでしょう。
毛主席詩詞(もうしゅせきしし)
相場価格 | 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円 | |
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切手額面 | 4元、8元、10元(その他) | |
デザイン | 横型、 赤、 人物 | |
発行年度 | 昭和42年 1967年(1960年代) |
詩詞を書く毛沢東と彼が詠んだ詩詞を切手にした「毛主席詩詞切手」(文7)です。
こちらは
・8元・9種
・4元:2種の
なんと14種類ものシリーズで発行されており、全てが揃っている場合は20~30万もの買取価格が付くとされる大変希少な切手です。
1枚目は詩詞を書く毛沢東、2枚目以降は毛沢東が詠んだ詩詞が図柄で、プレミア中国切手の中でも最強の人気を誇ります。
毛沢東は革命家としてでなく詩人としても有名で、毛沢東が詠む詩詞は文化大革命時代の中国では重宝されていました。
単片使用済みの場合はその相場はかなり落ちてしまいますが、未使用であれば1枚からでもなかなかの買取価格が期待できる逸品です。
毛主席詩詞切手は14種類が全て揃えば30万円にもなるプレミア切手で、買取いだした時の買取価格も約20万円が期待できます。
消印がついた切手でも希少価値が高いので値段がつく場合が多いので、使用済みの状態でも査定を受けることをオススメします。
買取を検討中でしたら、一度は相談してみると良いでしょう。
キューバ革命4周年(きゅーばかくめい4しゅうねん)
カストロとチェ・ゲバラが中心となり繰り広げられたキューバ革命の4周年を記念して作られた切手です(紀97)。
中国では、キューバ革命から4周年を迎える1963年に、カストロの肖像画などキューバ革命4周年の切手を6種発行しました。
当時の中国は外交問題や世界的な人権問題をたびたび取り上げ、プロパガンダ的な立ち位置からこうした切手をいくつか発行しています。
キューバ革命4周年記念切手には
・8元:2種
・10元:2種
の全6種類の図柄が存在し、使用済み並品単片の場合はあまり高い価値がつかないものの6種全てを揃えた美品の場合はかなり高い買い取り価格がつきます。
キューバ革命後はアメリカとの関係修復も試みましたが、1961年にアメリカが革命政権打倒を試みたピッグス湾事件を起こし、同年にキューバは中国と同じく社会主義宣言を発表しました。
この切手は、キューバが当時発行していた切符より稀少性が高く、消印があっても収集する方は多いです。
買取価格は6種全て揃うと15,000円前後になります。
相場変動もあるので、一度買取業者に相談し公正な査定額を提示してもらうことがポイントです。