その他
婦人教師(ふじんきょうし)
3月8日の国際婦人デーにちなんで発行された「婦人教師切手」(T9)です。
働く女性が注目され始めた時代らしい図柄を鮮やかな色彩で表現しています。
・遊牧民の子に教育
・戸外での実施教育
・船乗りの子に教育
の計4種が発行されており、買い取り市場では4枚全種のセット売りで取引されることがほとんどです。
婦人教師の切手は、女性が一人立っている様子を想像しがちですが、実際は大人の女性が数人の子供と戯れているといった構図のイラストが描かれています。
中国の切手なので、人民服のような雰囲気の恰好をした女性と子供が描かれているのが中国らしいと言えます。
タイトル通り、女性の職業は教師で、生徒と遊んでいる構図が連想できますが、実際に中国の学校の様子がモデルになっており、中国の経済状況が活発になってきた頃の教育現場の様子が描かれています。
この婦人教師の切手の絵柄は、手書きのイラストであるところが特徴です。
中国切手の中では比較的ポピュラーな存在ですが、未使用美品の場合はなかなか高い買取相場がつけられている安定性の高いシリーズと言えます。
切手買取専門店での鑑定で、高額査定も期待できますのでぜひ利用されると良いでしょう。
牡丹(ぼたん)
相場価格 | 1〜499円、 500〜999円、 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円、 50,000〜99,999円、 100,000〜499,999円 | |
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切手額面 | 4元、8元、10元、20元、43元、52元(その他) | |
デザイン | 縦型、 赤、 白、 植物 | |
発行年度 | 昭和39年 1964年(1960年代) |
大輪の牡丹の花をモチーフにした中国らしい切手シリーズです(特61)。
通常シリーズは、
・8元:5種
・10元:5種
・20元:1種
・43元:1種
・52元:1種
の計15種、さらに小型シートが1種類存在します。
牡丹シリーズの小型シートの買取相場は、1枚辺りで10万円~15万円前後が予想されます。
単片切手が15種類が揃えば、2万円程度の買取相場になります。
単片切手が全て揃っていない場合は、買取に出される枚数で異なりますが、約1,000~6,000円に落ちます。
非常に美しい図柄のため収集家からの人気も高い逸品で、特に小型シートは入手困難な希少品のため、1枚で10万を超す価格で売買されることもあります。
通常切手の方も安定した価格を推移しており、20枚セットでの買い取りの場合はかなりの高値がつくプレミア切手です。
現在の価値を知っておくのも良いと思いますので、一度鑑定士に相談してみても良いかと思います。
アメリカ黒人の闘争支持(あめりかこくじんのとうそうしじ)
相場価格 | 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円 | |
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切手額面 | 8元(その他) | |
デザイン | 横型、 赤、 人物 | |
発行年度 | 昭和43年 1968年(1960年代) |
アメリカで問題となっていた黒人差別問題に毛沢東が言及すると言う内容の少し変わった切手です(文9)。
当時のアメリカには黒人解放闘争を展開していた「ブラックパンサー党」と言う共産民族主義政党が存在しており、プロパガンダ目的でこれに同調する内容での切手が発行されたと言われています。
アメリカ全土で黒人達による暴動が起き、その暴動を毛沢東は支持し、これが切手の発行のきっかけとなったのです
切手一枚から、非常に重要な歴史を感じ取ることが出来ます。
切手は、真っ赤な色を背景として、毛沢東が手を挙げている姿がデザインされ、毛沢東は右寄りに描かれており、左側には黒人の闘争を支持する際に発表した声明の一部分が、金色の文字で印刷されています。
色だけでも中国らしい切手と言えます。
収集家からも人気の一枚です。
入手が難しい切手のため、未使用品の場合は数万円の買取価格が付くこともある希少価値の高い一枚と言えます。
鑑定はプロの査定員に見てもらうのが高額買取のポイントとなるでしょう。
ドル表示数字切手10¢(どるひょうじ すうじきって じゅっせんと)
1958年9月に琉球で使用されていた通貨が全てドル・セントへ変更されたことにより急遽発行されたドル表示数字切手。
急に通達されたために切手へのデザインはほぼされておらず、額面により色が異なり、額が大きく描かれています。
半世紀以上も前のものであるためシミ・ヤケのほとんどない綺麗なものは高い価値を持ちます。
手元にある切手がどのような価値になっているか、正しい価値を知るためにも専門家による鑑定をお勧めします。
ドル表示数字切手 50¢(どるひょうじきって ごじゅっせんと)
米軍統治下であった1958年9月にそれまで琉球で使用されていた米軍軍票(通称B円)は、すべてドルと交換され、アメリカ同様にドルが通貨となったため、郵便切手もドル・セント表示のものに変更されました。
そこで急遽発行されたこのドル表示数字切手のデザインはとても簡便なものになっています。
半世紀以上も前のものであってもシミ・ヤケが少なく、綺麗に保存されているものは相場も変わりますので、ぜひ買取専門店での査定でお確かめ頂くことがポイントです。
絵はがき 大正大礼 特印(たいしょうたいれい とくいん)
大正4年大礼記念の特印付き絵葉書。
大礼とは即位の礼・大嘗祭の儀式のことを言い即位の礼が11月10日、大嘗祭が11月14日・15日に執り行われました。
画像の絵はがきは式典場となった京都御所紫宸殿のデザインに特印と1.5銭の記念切手が貼られています。
絵はがきには記念切手と特印がそろったものが一般的。
この時期から額面が4種類を超える記念切手が出始め、バラ切手単位での価値は
4銭:約3,000円
10銭:約3,000円
の買取価格が見込めます。
昭和天皇 御即位御大礼奉祝花電車 (しょうわてんのうごそくいごたいれいほうしゅくはなでんしゃ)
昭和大礼に発行された記念絵葉書。
記念式典の際によく運行されたという豪華な装飾が施された電車を題材としています。
6種発行された全て花電車を描いたものになっています。
花電車は絵葉書として人気な題材だったようで、大正時代からたびたび写真の絵葉書などが発行されています。
絵葉書の鮮やかさが程良く残っていれば買取に有利になるかもしれません。
売り時や買取先を見極めたいのであれば、それまでの絵葉書の保管の質も重要になります。
古い切手ですので丁寧に扱い、日頃から状態を確認しておくことがポイントです。
ポルトガルの刺繍切手(ぽるとがるのししゅうきって)
ポルトガルの伝統的な刺繍を描いた柔らかな美しさを持つ切手です。
刺繍をモチーフにした切手は各国で発行されていますが、ヨーロッパのもは特に数が多くデザインのバリエーションも豊富です。
こういった切手を売るなら事前に相場を把握した上で、外国切手を取り扱う確かな買取業者を探すのが良いでしょう。
もちろん高く買取ってもらうために切手が未使用美品であることも重要です。
買取は切手の価値を理解してくれる専門家に依頼するのが良いでしょう。
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