1910年代
飛行郵便試行 第一コーナー田型(ひこうゆうびんしこう だいいちこーなーたがた)
日本で初めて郵送のための飛行機を思考させたことを記念して作られた「飛行郵便試行」の記念切手。
離着陸地である東京・大阪でしか販売されていなかったため希少性が高く、単片での買取相場も非常に高騰している逸品です。
シート左上側の2×2枚分(使い始めにあたる部分)のことを「第一コーナー田型」と呼びますが、この部分は特に珍重される部分。
バラになっていないものは出回っている数が非常に少ないため数十万以上の価値を持つ、プレミアシートとして扱われています。
時代が古いものはカビが発生しやすい紙質の場合が多々ありますので、普段からちょっとだけ気を使って、切手をキレイな状態に保つことが大事です。
絵はがき 大正大礼 特印(たいしょうたいれい とくいん)
大正4年大礼記念の特印付き絵葉書。
大礼とは即位の礼・大嘗祭の儀式のことを言い即位の礼が11月10日、大嘗祭が11月14日・15日に執り行われました。
画像の絵はがきは式典場となった京都御所紫宸殿のデザインに特印と1.5銭の記念切手が貼られています。
絵はがきには記念切手と特印がそろったものが一般的。
この時期から額面が4種類を超える記念切手が出始め、バラ切手単位での価値は
1.5銭と3銭:約1,000円
4銭:約3,000円
10銭:約3,000円
4銭:約3,000円
10銭:約3,000円
の買取価格が見込めます。