横型
理化学研究所創立100周年(りかがくけんきゅうしょそうりつ100しゅうねん)
理化学研究所創立100周年は、黎明期の理化学研究所の製品、スーパーコンピュータ「京」、113番元素ニホニウム(Nh)、植物、動物組織の顕微鏡写真、重イオンビームで開発した新種のサクラが描かれています。
販売価格は820円/1シートで、1シート10枚からなり、縦2枚x横5枚の構成になっています。
600万枚が発行されていますが、ちょっと切手としては変わったジャンルでの創立記念切手ですので、買っておいて損はないでしょう。
My旅切手シリーズ(シール式)(まいたびきってしりーず)
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
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切手額面 | 82円x5枚、120円x2枚(50円〜99円、 100円〜499円) | |
デザイン | 横型 | |
発行年度 | 2017年4月14日(2010年代) |
My旅切手シリーズは、大仏、長谷寺、電車と海、富士山と海、明月院、鶴岡八幡宮、人力車が描かれています。
ちょっと変わった趣向で、観光地を旅先で見つけた自分の風景を表現しながらその地域の生活文化や特産品などを取り入れています。
この商品は封筒は2枚と一筆箋が2枚、大仏型カードが2枚も切手と一緒に含まれており、レアな部類に入ると言えるでしょう。
国際文通週間 1990 鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)
日本最古の漫画と言われ、そのコミカルで可愛らしいタッチが今なお多くの人から愛されている『鳥獣人物戯画』。
1990年国際文通週間記念切手に採用されたのは、その中でも特に有名な甲巻からの一シーンです。
こちらの切手は80円・120円と2種類の額面が発行されており、絵柄は同じですが目打ち部分の色を変えることで区別がつけてあります。
どちらも人気が高く出回った数が多いため希少価値はそれほど高くありませんが、状態が良い美品の場合は比較的安定した買取価格を推移していますので、少しでも印象を良くする努力をすることが高額査定のコツになります。
国際文通週間 1994 士女遊楽図屏風 双六/将棋/囲碁(しじょゆうらくずびょうぶ すごろく/しょうぎ/いご)
若衆が遊ぶ様子を描いた『士女遊楽図屏風』。
屏風に描かれているのは桃山時代から江戸時代初期にかけて流行した「遊楽図」と呼ばれる風俗画で、当時行われていた遊びを知ることが出来る資料的価値の高い作品です。
切手には『双六(90円)』『将棋(110円)』『囲碁(130円)』の3種類の絵が採用されており、それぞれ鮮やかな色彩と生き生きとした臨場感を楽しむことが出来ます。
平均買取相場はそれほど高くない古切手ですが、未使用美品やシートの場合ならば額面以上の買い取り価格が期待できますので、鑑定士にお願いして調べてもらうと良いでしょう。
国際文通週間 1996 四季草花図小屏風 グリーティング 2種連刷(しきそうかずしょうびょうぶ)
相場価格 | 1〜499円、 500〜999円 | |
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切手額面 | 90円、110円、130円(50円〜99円、 100円〜499円) | |
デザイン | 横型、 赤、 黄、 緑、 白、 人物、 植物、 景色 | |
発行年度 | 平成8年 1996年(1990年代) |
尾形光琳作『四季草花図小屏風』と葛飾北斎作『冨嶽三十六景』の二種連刷グリーティング切手。
それぞれ90円・110円・130円の3額面が発行されたため、平成8年の国際文通週間には実質6種類の記念切手が発行されていることになります。
屏風の各曲を切り取った四季草花図と富士の雄大さが楽しめる冨嶽三十六景の対比が面白いシートです。
破れや劣化のないものなら額面以上の価格での買い取りも期待できますので、これらの切手はどの額面も比較的高い価値での売買されているのも後押しして、より満足のいく結果が得られるかもしれません。
国際文通週間 1991 伴大納言絵巻(ばんだいなごんえまき)
平安時代末期に作られた絵巻物『伴大納言絵巻(伴大納言絵詞)』。
応天門の変と言う政治事件がモチーフとなった作品で、作者は年中行事絵巻や吉備大臣入唐絵巻などを手掛けた常盤光長だと言われています。
額面で使用されている絵が変えてあり、80円切手には上巻の「宮中から応天門の炎を見る人々」を、120円切手には下巻の「連行されてゆく主人伴大納言を見送る家人たち」が採用されています。
レアリティが同程度なので、額面による買取価格差はそこまで大きいものではありませんが、保存状態によって査定額は大きく変わってきます。
他の切手と同じく丁寧な保管を心がけましょう。
国際文通週間 1995年「正月風俗図屏風 貝合せ」「月次風俗図屏風 羽根突」「松浦屏風 かるた」
平成7年の国際文通週間記念切手には、前年に引き続き遊楽図をテーマとした図柄が採用されています。
それぞれ『正月風俗図屏風・貝合せ(90円)』『月次風俗図屏風 羽根突(110円)』『松浦屏風(婦女遊楽図屏風) かるた(130円)』の3額面が発行されており、作風の違いや当時の風俗を見ることが出来る興味深いシリーズ構成となっています。
小額面かつ比較的新しい切手のためそれぞれの買い取り価格に大きな差はありませんが、状態の良いものかつ3種類セットで売却する場合は相場が少し上がる傾向にあります。
価値がどのくらいか調べたい場合は、目利きのできる鑑定員が在籍している専門店に、一度査定依頼してみてはいかがでしょうか。
国際文通週間 1993年 三十六歌仙絵 紀貫之像/小大君像(さんじゅうろっかせんえ きのつらゆきぞう/こおおきみぞう)
平成5年に発行された国際文通週間記念切手には『三十六歌仙絵巻』の二肖像が採用されています。
80円切手には『上畳本三十六歌仙絵 紀貫之像』が、120円切手には『佐竹本三十六歌仙絵 小大君像』が使われました。
どちらも現代の印刷技術によって鮮やかかつくっきりとした再現がなされ、細かなニュアンスを楽しむことができる一枚となっています。
買取相場は1枚あたり10円~190円と、使用済みの場合はあまり高い買取価格は期待できませんが、状態の良い未使用品の場合は額面以上の価格で買い取ってもらえることが多い切手です。
今一度保管状態をチェックし、少しでも印象を良くする努力をすることが高額査定のコツになります。
国際文通週間 1989 源氏物語絵巻より竹河(げんじものがたりえまきよりたけかわ)
1989年の国際文通週間記念切手には、源氏物語絵巻の一遍『竹河』の絵柄が採用されました。
竹河はそれまでの源氏物語では多く見られる恋愛的な要素は控えめで、母となった玉鬘(夕顔の娘)が家の復興のために奔走すると言う異色の内容となっています。
切手になった絵巻図は玉鬘の姫君の侍女たちが坐って桜を見ているという、非常に華やかな様子が描かれた一枚です。
こちらの古切手は比較的新しい部類に入るため平均買い取り価格は1枚あたり150円~190円とあまり高くありませんが、汚れやシミがないものの場合は相場より高い価値で売れることがあります。
少しでも状態をキープし、劣化を防いでおくことが、高額査定を得るコツとなります。
立太子礼 皇太子旗 1952(りったいしれい こうたいしき)
1952年の継宮明仁親王(今上天皇)立太子礼記念に発行された記念切手です。
立太子礼とは第一皇位継承者が皇太子であることを公に告げられる儀式で、最近ですと平成3年の浩宮徳仁親王のものが最も新しい立太子礼となります。
明仁親王の立太子礼時には麒麟(5円/10円)と今回ご紹介する皇太子旗(24円)の切手が発行され、その美しいデザインは今でも多くのコレクターから愛されています。
皇太子旗切手は当時としては高額面のものであったため、他の2枚に比べて希少となっており美品の場合は1000円を超える買取価格で取引されています。
また、同年の皇太子誕生日には麒麟(5円/10円)・皇太子旗(24円)の組み合わせ小型シートが発行され、特印付きの美品であれば10万円を超える価格で取引されることもあります。
お手元で眠らせている切手の価値を知りたい時は、まず切手買取専門店ご相談されると良いでしょう。