1930年代
昭和11年用年賀「富士山」(しょうわじゅういちねんようねんが ふじさん)
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
---|---|---|
切手額面 | 1銭5厘(1銭〜99銭) | |
デザイン | 赤、 景色 | |
発行年度 | 1935年(1930年代) |
渡辺崋山が描いた富士山と松竹梅がデザインされた切手です。
年賀切手が初めて発行された年の最初の切手で100面のシートと20面の小型シートがあります。
記念に発行された20面の小型シートは、逓信省構内郵便局でしか取り扱いしていない希少なものなので高額で取引されています。
また通常の100枚シートの切手も高く買取られています。
シートであれば経年劣化があっても高く買取ってもらえる可能性があるので、諦めずにしっかりと査定してもらえる良い買取先ですと安心です。
愛国切手 4+2銭(あいこくきってよんぷらすにせん)
日本初めて発行された寄付金付き切手は色違いの3種のもので、それぞれに2銭の寄付金がつけられました。
日本アルプスの上空を飛ぶダグラスDC-2型機の絵図に愛国の文字が刻まれています。
この寄付金は軍備を増強するためのものです。
比較的多く出回ったようで高値で買い取ってもらうのは難しいでしょう。
シートなどで所持するものを換金するにしても切手の保存状態は良いものが望まれます。
できるだけ丁寧に扱うことが高額買取へのポイントになるでしょう。
愛国切手 3+2銭(あいこくきってさんぷらすにせん)
日本初めて発行された寄付金付き切手は色違いの3種のもので、それぞれに2銭の寄付金がつけられました。
日本アルプスの上空を飛ぶダグラスDC-2型機の絵図に愛国の文字が刻まれています。
このころは切手の他にハガキなども寄付金付きで販売されていたようです。
こういったハガキ、もしくは消印とセットでコレクションとしての価値が出る場合もありますので、いずれ買取してもらうことも考慮して切手の管理には気を付けましょう。
第1次昭和 東郷(とうごう)
第1次昭和切手の2枚目に発行されたのは東郷平八郎の肖像画を題材とした切手です。
東郷平八郎の肖像が描かれている切手は他にもあり、第2次昭和切手に色の違う5銭と7銭の切手が発行されています。
コンディションや印刷により買取価格が異なるようです。
他に自動販売機用の左右に目打ちがないコイル切手があり、通常の切手より高くで買取されます。
初期印刷の切手も美品であれば高く買い取ってもらえるので、信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうと良いでしょう。
第1次昭和 梅花(だいいちじしょうわ ばいか)
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
---|---|---|
切手額面 | 10円(1円〜49円) | |
デザイン | 植物、 その他のモチーフ | |
発行年度 | 1939年(1930年代) |
第1次昭和切手の14枚目に発行されたのが梅花模様の切手です。
渋みのある茶紫色でアンティークの味わいもあります。
10円の額面も当時としてはかなりの高額です。
その後も第2次・第3次昭和切手としてほぼ同じデザインの切手が発行され、さらには戦後にもよく似た梅花模様のデザインが発行されています。
どの切手も当時の額面に見合った高額で買取されるようですので、売るならばどれくらいの価値があるのか調べてもらった上で買取をするのがポイントです。
愛国切手 2+2銭(あいこくきって2+2せん)
2銭の寄付金が付いた切手。
日本で最初に発行された寄付金付き切手のうちの一つです。
同時に発行された3種類全てに日本アルプスの上空を飛ぶダグラスDC-2型機がデザインされ、この赤色のものは額面2銭として利用するものになっています。
この募金は国内各地への飛行場整備のための基金の募るものでした。
高額買取は難しい切手かもしれませんが、歴史を示す資料としての価値もあるので、いざ売るときのためにもできるだけ良い状態で保管しておくのが良いでしょう。