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国際文通週間切手の相場価格と価値

国際文通週間切手イメージ
2022.06.27

世界的な郵便キャンペーン『国際文通週間』とは

国際文通週間 1989 源氏物語絵巻より竹河(げんじものがたりえまきよりたけかわ)国際文通週間とは、毎年10月9日から10月15日の間に行われている国際的なキャンペーンです。

1957年に開催された万国郵便大会議にて「世界中の人々が文通によってお互いの理解を深め、世界平和に貢献する」と言う趣旨のもと開始されました。

現在でもこのキャンペーンに関するイベントは世界各国で行われています。

毎年この時期に切手を発行しているのは日本とタイの二カ国。

特に日本のものは世界の切手コレクターからの注目も高いシリーズです。

国際文通週間切手の特徴は『日本の伝統文化』

文通週間切手には海外の人と文通を行うための切手と言う趣旨があるので、採用される絵柄は日本独自の文化を表す浮世絵・日本画・絵巻物などがテーマとなっています。

だいたい数年おきにシリーズが変わりますがどれも古き良き日本の伝統文化が楽しめるものとなっており、日本美術好きにはたまらないものばかりです。

絵画の再現度も高く、まるで実物のミニチュアのような出来の良さなので、私にとってもお気に入りのコレクションです。

過去に発行された『国際文通週間切手』のシリーズ一覧

国際文通週間 1987 宴の花(うたげのはな)1958年~1962年:歌川広重・東海道五十三次

1963年~1969年:葛飾北斎・冨嶽三十六景

1970年~1972年:明治文明開化期の錦絵

1973年~1981年:鳥を描く大和絵

1982年~1987年:日本人形

1988年:歌舞伎の役者絵

1989年~1993年:絵巻物

1994年~1995年:屏風絵

1996年~1999年:花鳥画と浮世絵

2000年~2009年:歌川広重・東海道五十三次

2006年:国際連合加盟50周年記念オリジナルデザイン(佐和貫利郎作)

2010年~:日本画の美女作品

文通週間切手を見分けるコツは『額面』と『切手のフチ』

これら国際文通週間切手をどのように見分けるかと言うと、まず切手のフチに発行年度と「国際文通週間」の文字が印刷されているのが特徴です。

また海外へ航空便で郵送することを前提に作られた切手なので、額面には70円・90円・110円・130円などのものが存在します(古いものはこの限りではありません)。

高い買取額が期待できる『東海道五十三次 蒲原』

東海道五十三次 蒲原

東海道五十三次 蒲原

この切手はとても人気のシリーズで、現在でもコレクター間での売買・専門店での買い取り共に活発に行われています。
そのため美品の場合は単片での買取価格も比較的安定していて、額面以上の値段で買い取ってもらえることも少なくないようです。

中でも1960年に発行された『歌川広重・東海道五十三次 蒲原』は現存する未使用美品が少ないため、0円という額面でありながら1000円近くの価値をつけられる3こともあります。

シートの状態で残っているものがある場合はさらに希少性が高まるので高い価値での買い取りをしてもらうことが出来るでしょう。

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