葛飾北斎「富嶽三十六景 甲州三島越」(ふがくさんじゅうろっけい こうしゅうみしまごえ)
葛飾北斎「富嶽三十六景 甲州三島越」(ふがくさんじゅうろっけい こうしゅうみしまごえ)
男性数人が手を繋いでかかっても一周できないほどの巨木と、奥に悠然と構える富士が描かれた『富嶽三十六景 甲州三島越』。
木を画面からはみ出させる一風変わった構図で自然における人間の小ささがより強調され、非常に面白い作品に仕上がっています。
1963年から始まる、国際文通週間の葛飾北斎シリーズはこれで一区切り。
シリーズ最後の作品らしい心憎いチョイスとなっています。
この切手の買取価格相場は額面+αと言ったところ。ただし珍しい消印が押されているものなどはこの限りではなく、買取店に持っていったところ非常に高い価格で売れたと言うことがあります。
古切手を売る際には、消印の有無・希少性などもチェックしてみると自身も気づかなかったプレミアが付く切手が紛れていた、なんていうこともありますので一度ご相談してみると良いでしょう。