軍事切手って何?プレミア切手と買取相場の買取相場・価値を知って高額買取

その切手、価値あるモノかもしれません! - 切手の種類一覧表
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軍事切手って何?プレミア切手と買取相場

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2022.06.14

軍事切手とは

今回紹介するのはかつて戦時中日本で発行されていた「軍事切手」です。

軍事切手とは軍人が郵便物を出す際に使用されていたもの全般のことを指します。

この制度は世界各国で採用されていて、日本も海外のシステムにならって1910年以降に発行を開始しました。

デザインは当時使用されていた普通切手に「軍事」の字を印刷しただけのシンプルなもので、当時の大日本帝国軍に属していた下士官兵に月2枚ずつ無料で支給されていたようです。

 

軍事切手の種類

1910年から1944年のあいだに

・1910(明治43)12月1日発行:菊軍事3銭

・1914(大正3)5月20日発行:田沢型旧大正毛紙3銭

・1913(大正2)8月31日発行:田沢型大正白紙軍事3銭

・1921(大正10年)発行:青島軍事3銭

・1926(大正15年)6月発行:田沢型新大正毛紙軍事3銭

などが発行されていました。

特に注目していただきたいのが「青島軍事3銭」

中国に駐留していた下士官に支給する予定だった軍事切手の到着が間に合わなくなってしまったため、急遽青島で印刷したもので「幻の切手」とも言われるほど貴重なものとなっています。

 

驚くような高額買取価格がつくことも!?軍事切手の価値とは

これらの軍事切手は出回る場所が限定されていた点からどれも大変なプレミア価値が付きやすい傾向にあります。

破れや経年劣化の少ないものの場合は驚くような売値になることも珍しくありません。

菊軍事3銭最初に発行された軍事切手として有名である「菊軍事3銭」の美品の場合はバラ1枚だけで数万はくだらない買取額がついたり、田沢型旧大正毛紙の「軍事」の文字間幅が2mmのもの(4mmのものとの2種類が存在する)の場合は10万円近くの相場で売買が行われることもあります。

特に先程触れた「青島軍事3銭」は希少性が非常に高く、状態の良い物の場合は数百万の価値がつくとも言われています。

ただしこちらの切手は偽造品も多いため、買い取りを検討する場合はプロの目で鑑定してもらうほうが良さそうです…

 
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