1〜499円
100円普通切手 サクラソウ(ひゃくえんふつうきって さくらそう)
鮮やかなピンク色の5弁花を複数個つける美しく清楚な花、サクラソウを描いた切手。
淡いピンクが品位のある色合いを醸し出しており、これもサクラソウの魅力のひとつです。
古くは江戸時代から栽培され国内の自生地が特別天然記念物に指定されるなど、多くの人に愛される花です。
そんなサクラソウの可憐な可愛らしさを引き立たせるような薄ピンク背景のデザインに仕上げられた100円切手。
高価買取のコツは他の普通切手と同じく、シート(100円×100枚)の状態で持ち込むこと。
すでにバラバラにしている場合でも、台紙貼りにすれば高額で買い取ってくれる場合もあるので参考にしてみてくださいね。
120円普通切手 フジ(ひゃくにじゅうえんふつうきって ふじ)
薄紫の小さな花を鈴なりにつける姿が美しいフジ。
本州を中心に日本各地に生息する花で、実は日本の固有種になります。
棚から垂れ下がる紫の美しい藤の花は、ひっそりとした深い色合いに趣きを感じ、親しまれています。
全体を落ち着いた紫色にまとめたデザインは、品が良くもどこか艶やかで日本的な香りを感じさせますね。
切手の中では比較的高い額面の部類に入ってくる120円切手ですが、店によっては10枚つづりでも8割以上の価格で買い取ってくれる場合もあります。
シートの場合はそれ以上の買取価格が付くことが多いので、換金率はかなり高いと言えるでしょう。
140円普通切手 ヤマブキ(ひゃくよんじゅうえんふつうきって やまぶき)
春の季語として、平安貴族らが和歌としてもたびたび用いてきた花であるヤマブキ。
黄色い花弁が金色のように見えることから「金運の花」としても親しまれています。
2015年発行の140円切手はそんなヤマブキをモチーフにした鮮やかなデザイン。
背景に空色を採用したことで、爽やかで清潔感のある切手に仕上がっています。
現行切手は金券としての意味合いが強く、保管状態やシートか否かでも買取額は大きく変わってきます。
買い取り価格はほとんどが額面の6~9割程度であることも覚えておきましょう。
205円普通切手 屋久島国立公園 縄文杉(にひゃくごえんふつうきって やくしまこくりつこうえん じょうもんすぎ)
205円切手のモチーフは世界遺産屋久島に自生する縄文杉。
その雄大でどっしりとした姿をよく表した、神秘的な仕上がりになっています。
コンビニなどでは扱われることが少ないためあまり見る機会はありませんが、オークションをよく利用する方にはお馴染みのこの切手。
シートの場合は205円×100枚=20500円分になるので、とっさにお金が必要になった時の換金手段としてはまずまずの額面です。
買取専門店や金券ショップなどで度々目にするのは、売る側買う側双方にとって買い取り価格のバランスが良いからと言えます。
買取専門店を活用して、自宅に眠っている切手を売るのも一つの手ではないでしょうか。
280円普通切手 吉野熊野国立公園 那智の滝(にひゃくはちじゅうえんふつうきって よしのくまのこくりつこうえん なちのたき)
かねてより国の名勝に指定されていましたが、ユネスコが『紀伊山地の霊場と参詣道』を世界遺産に登録したことによりその存在が一層知られるようになった那智の滝。
和歌山の神秘的なスポットが新たな280円切手に採用されました。
これだけ大きな額面になってくるとシートだけでなく10枚セットや台紙貼りの状態でも買い取ってくれるお店が増えてきます。
古切手と同じくシミやシワがあると買取査定額に影響する可能性があります。
保存状態は買取価格にも影響するので、丁寧な保管を心がけましょう。
310円普通切手 利尻礼文サロベツ国立公園 利尻島(さんびゃくじゅうえんふつうきって りしりれぶんさろべつこくりつこうえん りしりとう)
北海道に位置する利尻礼文サロベツ国立公園が310円切手のモチーフです。
チシマザクラやレブンアツモリソウなど北海道のみに自生する植物を多く擁しており、その群生地が天然記念物やラムサール条約に登録されています。
切手に描かれているのは利尻山を背景に咲くレブンシオガマと言う花です。
現行切手を買取依頼する際に気をつけてもらいたいのが、『バラ売りの場合はかなり安めの見積もりを取られやすい』と言うこと。
ショップで少しでも高く買い取ってもらうには、50枚単位で台紙に貼る、10枚つづりで持って行くなどの工夫が必要です。
500円普通切手 十和田八幡平国立公園 奥入瀬渓流(ごひゃくえんふつうきって とわだはちまんたいこくりつこうえん おいらせけいりゅう)
青森県十和田市に位置する十和田八幡平国立公園。
この中の特別名勝及び天然記念物に指定される奥入瀬渓流が描かれた切手です。
赤いツツジの花と新緑の木々を見るに、5月頃の三乱の流れを切り取った一枚ですね。
500円切手は切符などと同じく金券としての扱いが強く、またバラ売りでもお小遣い程度の売値にはなるので切手買取の市場では非常に人気。
観賞用としても一見の価値ありで、10枚つづり、50枚単位での台紙貼り、100枚つづりのシートの場合は相場が上がるので参考にしてみてくださいね。
軍隊の日 砲兵隊(ぐんたいのひ ほうへいたい)
ナチス政権下のドイツにおいて「軍隊の日」と戦没者慰霊に合わせて全12種類の付加金付き軍事切手が発行されました。
このシリーズは12種それぞれにドイツ軍兵士の戦う姿や兵器が描かれています。
この切手はその中の一枚で高射砲の砲兵隊を描いています。
シリーズものの切手なので、種類が揃っていることも高値で買取ってもらうための鍵となります。
古い切手なのでできるだけ劣化しないよう、コンディションの良さも買取してもらうのに重要になるでしょう。
大東亜戦争第一周年記念 2+1銭(だいとうあせんそうだいいっしゅうねんきねん 2+1せん)
バターン半島にて戦車で進撃する日本軍の様子を描いたこの切手は、日本がアメリカ・イギリスに対して宣戦布告をしてからちょうど一年となったことを記念して発行された切手の一つです。
同時に発行された2種のうち金額の低い方の切手になります。
古い切手ではあるものの、通常の未使用切手で売っても高額買取は難しいようです。
しかし大量にあるものなどを換金するつもりであれば、保存状態は重要なので丁寧に扱い大事に管理したいものです。
愛国切手 2+2銭(あいこくきって2+2せん)
2銭の寄付金が付いた切手。
日本で最初に発行された寄付金付き切手のうちの一つです。
同時に発行された3種類全てに日本アルプスの上空を飛ぶダグラスDC-2型機がデザインされ、この赤色のものは額面2銭として利用するものになっています。
この募金は国内各地への飛行場整備のための基金の募るものでした。
高額買取は難しい切手かもしれませんが、歴史を示す資料としての価値もあるので、いざ売るときのためにもできるだけ良い状態で保管しておくのが良いでしょう。