その他のモチーフ
慶事用 92円普通切手 扇面に松文様(けいじよう きゅうじゅうにえんふつうきって おうぎめんにまつもんよう)
金額ごとに松・竹・梅と分かれている慶事用切手の中でも最高額面のものです。
結婚式の招待状は用紙の重さの関係で、82円ではなくこちらの92円切手が用いられることも多くあります。
金地の扇に描かれた赤と青の松文様が高級感を感じさせますね。
招待状を送る際にはかなりの枚数の慶事用切手を購入することになりますが、招待客の増減によって余らせてしまうことも多いかと思います。
日常生活では使い処がなかなか無いものなので式後に買い取ってもらえば、お小遣いにもなって一石二鳥。
シミや汚れ等の保管状態や、枚数が揃っているかで買取してもらう時の値段も大きく変わりますので、気を付けましょう。
昭和27年用年賀「翁の面」(しょうわにじゅうななねんようねんがおきなのめん)
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相場価格 | 10,000〜49,999円 |
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切手額面 | 5円(1円〜49円) | |
デザイン | 赤、 その他のモチーフ | |
発行年度 | 1952年(1950年代) |
翁の面が描かれた年賀切手です。
発行された日が年が明けた16日であったため年賀状の切手として使用されることはありませんでした。
20面のシートはプレミア扱いとなっています。
古い切手なので保存状態によって買取価格に幅が出る可能性もありますので、普段の丁寧な扱いが求められます。
シートは高額買取が期待できるものなので、もし売るつもりなら取り扱いと管理には気を付けましょう。
昭和28年用年賀「御所人形」小型シート 「ごしょにんぎょう」(しょうわにじゅうはちねんようねんがごしょにんぎょうこがたしーと)
御所人形が描かれた小型シートの年賀切手です。
この年から年賀切手は年賀状にも使用できるようになりました。
小型シートにはこの年だけタブが2枚付いていて、カバー状態の切手を普通シートか小型シートのどちらか区別をつけるとき、タブと繋がった使用済み切手であれば小型シートの切手と判別することができます。
古い小型シートの切手であるため、保存状態により買取額に多く差が出る場合があります。
意外に買取ってもらう時に高く付く可能性もありますので、お売りになるときは信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうと良いでしょう。
ポルトガルの刺繍切手(ぽるとがるのししゅうきって)
ポルトガルの伝統的な刺繍を描いた柔らかな美しさを持つ切手です。
刺繍をモチーフにした切手は各国で発行されていますが、ヨーロッパのもは特に数が多くデザインのバリエーションも豊富です。
こういった切手を売るなら事前に相場を把握した上で、外国切手を取り扱う確かな買取業者を探すのが良いでしょう。
もちろん高く買取ってもらうために切手が未使用美品であることも重要です。
買取は切手の価値を理解してくれる専門家に依頼するのが良いでしょう。
ハンガリーの刺繍切手(はんがりーのししゅうきって)
ハンガリーの刺繍がデザインされた美しい切手です。
ハンガリーでは画像のもの以外にも実に多くの刺繍切手が発行されている人気のシリーズです。
今のところプレミア切手のように高額で取引されるものではありませんが切手の華やかさに惹かれたコレクターも多くなってきています。
いずれ売ることを検討しているのであれば、相場変動もありますので一度は相談してみる事をおすすめします。
セントキッツ クリスマス/絵画4種(せんときっつ くりすます/かいが4しゅ)
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相場価格 | 1〜499円 |
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切手額面 | 30¢(セント) $2.25(ドル) $3.50(ドル) $5(ドル)(1円〜49円、 50円〜99円、 100円〜499円) | |
デザイン | 赤、 青、 人物、 その他のモチーフ | |
発行年度 | 2015年(2010年代) |
セントキッツとはカリブ海にある島々の一つ。
その島で独自に発行された切手は世界の切手収集家にも注目されています。
セントキッツではクリスマスの切手シリーズとしてキリスト教色の強い絵画をモチーフにした切手を4種セットを度々発行しています。
画像のものは2015年に発行された切手で、4種全てラファエロ作の聖母子画を題材にしています。
日本でこれらの切手を買取ってくれる業者はそう多くはないようです。
いずれ売ることを考慮して保管するのであれば、湿気の無い場所を選んで保存し、シミや日焼け等の劣化を防ぐように扱うことが大事です。
延安「文芸講話」発表25周年(えんあんぶんげいこうわはっぴょうにじゅうごしゅうねん)
延安文芸講話発表25周年は、1942年に行われた文芸講和の25周年の記念で発行されたものです。
「文芸講話」というのは1942年に延安で行われた文芸座談会での毛沢東による、文学や芸術に関する講話です。
毛沢東が開催した講和を論文にまとめたもので、中国の文学や芸術、知識人の思想に対するあり方を変えたとされ、当時の作家や芸術家の傾向が誤っていると批判し、労働者や農民にも喜ばれるような作品を創るべきだ、と主張したものです。
文芸界の問題を解決する目的で開かれた文芸講和は、中国で大きな出来事だったので、切手として残されることになりました。
3種のうちの1種は宣伝隊を描いたもの、後の2種は文芸講話の一節を記したデザインとなっています。
中国で切手収集が禁止されていた文化大革命の頃に発行されたいわゆる「文革切手」です。
未使用でさらに保存状態の良いものであれば高額買取が期待できますので、一度信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうのも良いかもしれません。
軍隊の日 落下傘部隊(らっかさんぶたい)
落下傘部隊を描いたドイツの軍事切手です。
「軍隊の日」を記念して発行された全12種類の中の一枚です。
ナチス政権下のにおいては政治的・軍事的な趣旨の切手が多く発行され、このシリーズもその一つです。
歴史資料としての見どころもこの切手の魅力とも言えます。
しかし使用済みの切手は基本的に相場よりも買取額が下がってしまうようです。
できるだけ高値で買取ってもらうためには、切手一枚のみでも破れやヤケに注意し、丁寧な保管で状態を保つことがポイントです。
ドラえもん82円(どらえもん はちじゅうにえん)
ドラえもんでおなじみのひみつ道具を主なテーマとした子供から大人まで気軽に楽しめる限定切手です。
切手デザイナーの楠田祐士によってデザインされており、全国の郵便局などで150万シート発行されています。
シール式なので保管が雑だと今後の価値低下を招く原因になってしまいます。
普段から湿度や気温にも注意しておくことで、いざ売るときに高価買取への良い道筋となります。
第1次昭和 梅花(だいいちじしょうわ ばいか)
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相場価格 | 1,000〜9,999円 |
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切手額面 | 10円(1円〜49円) | |
デザイン | 植物、 その他のモチーフ | |
発行年度 | 1939年(1930年代) |
第1次昭和切手の14枚目に発行されたのが梅花模様の切手です。
渋みのある茶紫色でアンティークの味わいもあります。
10円の額面も当時としてはかなりの高額です。
その後も第2次・第3次昭和切手としてほぼ同じデザインの切手が発行され、さらには戦後にもよく似た梅花模様のデザインが発行されています。
どの切手も当時の額面に見合った高額で買取されるようですので、売るならばどれくらいの価値があるのか調べてもらった上で買取をするのがポイントです。