年代別!切手の歴史と価値(1950年代)の買取相場・価値を知って高額買取

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年代別!切手の歴史と価値(1950年代)

年代別!切手の歴史と価値(1950年代)
2022.05.10

時代背景

当時は戦後復興・産業の近現代化が少しずつ進んでいったころで、切手の図柄にも文化性を感じさせるデザインが増えていきました。

また平成天皇(当時は皇太子殿下)の立太子札・ご成婚が重なった頃でもあり、それにともなって複数種類の記念切手が発行されています。

「切手趣味週間切手」の定着化や年賀切手の復帰、観光地百選切手の発行など、この頃から日本独自のバリエーション豊かな切手がますます増えていきました。

一方で、米軍に占領されていた沖縄では海外切手としての扱いで『沖縄切手』『琉球切手』などが発行されはじめました。

 

この年代を代表する切手

・立太子礼記念(1952/11/10発行)
今上天皇の成年式と同時に行われた立太子札(皇太子の指名)を記念して発行された切手です。

日本はこの年の4月に米占領下から復帰し、立太子札は主権回復後初めての国事でした。

立太子礼 皇太子旗

立太子礼 皇太子旗

・皇太子殿下御成婚記念(1959/4/10発行)
皇太子殿下の成婚を記念して発行された切手で、明仁皇太子殿下(平成天皇)と美智子皇太子妃殿下の肖像が描かれています。
・趣味週間 喜多川歌麿・ビードロを吹く娘(1955/1/1発行)
日本発のカラー印刷切手として有名な一枚。

切手趣味週間切手の中でも高い人気を誇る切手で、翌年に発行された『写楽のえび蔵』と並び、同シリーズの中では高額買い取りが期待できる切手となっています。

・国際文通週間 東海道五十三次・京師(1958/11/1発行)
国内外問わず現在でも収集家の間で人気の高い『国際文通週間 東海道五十三次』シリーズ。

実は、この『京師』が国際文通週間第一号の切手となっています。

繊細な色味が絶妙に再現されており、一つの作品として楽しめるクオリティの高い一枚です。

昭和27年用年賀「翁の面」

翁の面

・1952年賀切手『翁の面』(1952/1/16発行)

戦前にも年賀切手は存在したのですが戦時中に発行が停止され、1948年になってようやく再発行され始めました。

この『翁の面』は毎年発行されている年賀切手群の中でも特に希少価値が高く、単片でもそこそこ高額な買取価格がついています。

・文化人切手(第一次)
野口英世や樋口一葉・夏目漱石・福沢諭吉など数多くの文化的著名人をモチーフにした切手です。

『西周』を肖像にしたものは希少なため、現在ではかなりのプレミア価格が付いています。

・沖縄切手(琉球切手)
アメリカに占領されていたため、当時の沖縄では日本の切手は使えず『海外切手』として独自の切手が発行されていました。

現在『はと航空』や『1952年琉球政府樹立』は1万円を超える高値で取引されることもある貴重なデッドカントリーとなっています。

 

 
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