青
「彦根屏風」( ひこねびょうぶ)
江戸時代初期に描かれた風俗画【彦根屏風】。
切手には6曲屏風の内の2曲がモチーフとして使われています。
京都の遊女たちが高い技術をもって金屏風の上に描かれており、その画風から狩野派の絵師の作品だとされていますがはっきりした作者は解っていません。
こちらの切手はデザインの都合上2枚1セットで買取市場に出回ることが多く、片面のみの場合は買い取り相場が下がることがあります。
シートのままで売りに出す事が高額買取のポイントで、シミやヤケに気をつける保管も重要です。
2円普通切手 エゾユキウサギ(にえんふつうきって えぞゆきうさぎ)
2円切手は2002年に販売終了になっていたため、14年ぶりの復活額面となりました。
日本郵便は消費税増税に合わせ、2014年4月から郵便料金の値上げに対応する新しい普通切手11種類や郵便はがき10種類等を3月3日から発行すると公表しました。
新切手は「日本の自然」をテーマにして、1年を通して利用者が親しをもてるデザインを選び、封書用の82円切手にウメを、はがき用の52円切手にはソメイヨシノを選びました。
復活した、2円切手のデザインは、かつての秋田犬から、北海道に生息しているエゾユキウサギとなりました。
50円以下の切手を換金する場合についての注意ですが、レートや額面の小ささの問題がありバラ売りで買い取ってくれるお店はあまり多くありません。
2円×100枚のシートの場合は多くのお店が買取可能にしているので、査定に出す際の参考にしてください。
5円普通切手 ニホンザル(ごえんふつうきって にほんざる)
ぎゅっと抱きしめあう様が心をほっこりさせる、ニホンザルの親子が5円切手のモチーフです。
やわらかそうな毛並みと背景の少しくすんだ青色を見るに、冬の寒い時期を思わせます。
ニホンザルは、最も北に生息するサルとして国際的にも有名で、オナガザル科に属する日本固有の野生動物です。
定形外郵便の金額合わせなどによく使われる5円切手ですが、バラでの買い取りをしてくれるショップはあまり多くありません。
シミや汚れなどがない500円分のシートを用意するのが高額買取のコツと言えます。
20円普通切手 ニホンジカ(にじゅうえんふつうきって にほんじか)
凛とした立ち姿が美しいニホンジカを描いた20円普通切手。
可愛らしく優雅に飛び跳ねる姿を思い浮かべる人も多いはずです。
スモーキーなブルーグリーンの背景とレッドブラウンの鹿のコントラストは、洋風の雰囲気も感じられます。
1972年に発行された10円切手以来のニホンジカモチーフは少しモダンな仕上がりです。
小額面の普通切手は買取が難しいと言われますが、20円×100枚=2000円のシートタイプですと換金率もかなり高くなってきます。
お家に未使用のシートがある場合は買い取りを検討してみても良いかもしれません。
92円普通切手 スミレ(きゅうじゅうにえんふつうきって すみれ)
宝石のように濃い紫が目を引く、小さく可憐なスミレをモチーフにした92円普通切手。
スミレは日本の野原で見られる野草で、愛好家にとても人気が高い花です。
水色、紫、青緑と全体を青みがかった色でまとめたデザインは、清廉な美しさを感じさせます。
額面の小さい切手の場合はバラや10枚セットの買取額がかなり下がる傾向にあります。
しかし50円以上の切手になると10枚セットの場合でもそれほど買取価格が下がらなくなってくるので、ぐっと切手換金がしやすくなることが多いようです。
120円普通切手 フジ(ひゃくにじゅうえんふつうきって ふじ)
薄紫の小さな花を鈴なりにつける姿が美しいフジ。
本州を中心に日本各地に生息する花で、実は日本の固有種になります。
棚から垂れ下がる紫の美しい藤の花は、ひっそりとした深い色合いに趣きを感じ、親しまれています。
全体を落ち着いた紫色にまとめたデザインは、品が良くもどこか艶やかで日本的な香りを感じさせますね。
切手の中では比較的高い額面の部類に入ってくる120円切手ですが、店によっては10枚つづりでも8割以上の価格で買い取ってくれる場合もあります。
シートの場合はそれ以上の買取価格が付くことが多いので、換金率はかなり高いと言えるでしょう。
140円普通切手 ヤマブキ(ひゃくよんじゅうえんふつうきって やまぶき)
春の季語として、平安貴族らが和歌としてもたびたび用いてきた花であるヤマブキ。
黄色い花弁が金色のように見えることから「金運の花」としても親しまれています。
2015年発行の140円切手はそんなヤマブキをモチーフにした鮮やかなデザイン。
背景に空色を採用したことで、爽やかで清潔感のある切手に仕上がっています。
現行切手は金券としての意味合いが強く、保管状態やシートか否かでも買取額は大きく変わってきます。
買い取り価格はほとんどが額面の6~9割程度であることも覚えておきましょう。
205円普通切手 屋久島国立公園 縄文杉(にひゃくごえんふつうきって やくしまこくりつこうえん じょうもんすぎ)
205円切手のモチーフは世界遺産屋久島に自生する縄文杉。
その雄大でどっしりとした姿をよく表した、神秘的な仕上がりになっています。
コンビニなどでは扱われることが少ないためあまり見る機会はありませんが、オークションをよく利用する方にはお馴染みのこの切手。
シートの場合は205円×100枚=20500円分になるので、とっさにお金が必要になった時の換金手段としてはまずまずの額面です。
買取専門店や金券ショップなどで度々目にするのは、売る側買う側双方にとって買い取り価格のバランスが良いからと言えます。
買取専門店を活用して、自宅に眠っている切手を売るのも一つの手ではないでしょうか。
280円普通切手 吉野熊野国立公園 那智の滝(にひゃくはちじゅうえんふつうきって よしのくまのこくりつこうえん なちのたき)
かねてより国の名勝に指定されていましたが、ユネスコが『紀伊山地の霊場と参詣道』を世界遺産に登録したことによりその存在が一層知られるようになった那智の滝。
和歌山の神秘的なスポットが新たな280円切手に採用されました。
これだけ大きな額面になってくるとシートだけでなく10枚セットや台紙貼りの状態でも買い取ってくれるお店が増えてきます。
古切手と同じくシミやシワがあると買取査定額に影響する可能性があります。
保存状態は買取価格にも影響するので、丁寧な保管を心がけましょう。
310円普通切手 利尻礼文サロベツ国立公園 利尻島(さんびゃくじゅうえんふつうきって りしりれぶんさろべつこくりつこうえん りしりとう)
北海道に位置する利尻礼文サロベツ国立公園が310円切手のモチーフです。
チシマザクラやレブンアツモリソウなど北海道のみに自生する植物を多く擁しており、その群生地が天然記念物やラムサール条約に登録されています。
切手に描かれているのは利尻山を背景に咲くレブンシオガマと言う花です。
現行切手を買取依頼する際に気をつけてもらいたいのが、『バラ売りの場合はかなり安めの見積もりを取られやすい』と言うこと。
ショップで少しでも高く買い取ってもらうには、50枚単位で台紙に貼る、10枚つづりで持って行くなどの工夫が必要です。
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