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大東亜戦争第一周年記念 5+2銭(だいとうあせんそうだいいっしゅうねんきねん ごぷらすにせん)
真珠湾攻撃を題材とした2銭の寄付金が付いた切手です。
同時に発行された2種のうちの金額の高い方がこの切手となります。
大東亜戦争に関連した発行物は切手の他にも絵葉書などがあります。
また切手と同時に記念スタンプも使用されました。
これらのものが一緒に揃ってることでコレクションとしての価値になる可能性もあります。
ある意味歴史資料でもあるので、のちに買取ってもらうことも考慮し、切手の保管の際はなるべく湿気の無い場所を選び、シミやヤケなどには気をつけましょう。
愛国切手 3+2銭(あいこくきってさんぷらすにせん)
日本初めて発行された寄付金付き切手は色違いの3種のもので、それぞれに2銭の寄付金がつけられました。
日本アルプスの上空を飛ぶダグラスDC-2型機の絵図に愛国の文字が刻まれています。
このころは切手の他にハガキなども寄付金付きで販売されていたようです。
こういったハガキ、もしくは消印とセットでコレクションとしての価値が出る場合もありますので、いずれ買取してもらうことも考慮して切手の管理には気を付けましょう。
第2次昭和 少年航空兵(しょうねんこうくうへい)
第2次昭和切手全15種類のうちの一つ。
国旗を背景に敬礼する少年航空兵をモチーフとした切手です。
描かれた図は公募で選ばれたものだそうです。第2次昭和切手は戦時中に発行されたため、切手のデザインに戦時色が強く出ているものが多く発行されています。
この切手が第2次昭和切手の中で最も高く買取される切手になります。
戦前の切手ですので、より高値で買取ってもらうためにも保管状態が良いものであることが求められます。
できるだけきれいな状態で、保管に気を付けることが重要になるでしょう。
第2次昭和 厳島神社(いつくしまじんじゃ)
日本三景の一つ、厳島神社の大鳥居が描かれたデザイン。
第1次にも同じデザインの切手が発行され、戦時中に発行された第2次昭和切手は紙質や印刷状態にばらつきがありますが、このばらつきを見つけるのも切手収集の面白みと言えるかもしれません。
切手の印刷状態によって買取価格が極端に変わるということはないようですが、もし売りたいのであれば、シミやヤケなど無いように丁寧に保管されたものであることが望まれます。
古い切手ですので、お売りになる場合は価値を正確に評価してくれる切手買取店へ依頼するようにしましょう。
軍隊の日 急降下爆撃機(きゅうこうかばくげきき)
ドイツにて「軍隊の日」と戦没者慰霊に合わせて全12種類の軍事切手の中の一枚です。
爆弾を投下するユンカースJu87を描いています。
ちなみにこの切手はシリーズ第一弾のもので、翌年1944年にも第2弾としてドイツ軍の戦いを題材として13種類の切手が発行されています。
いわゆるプレミア切手とはなりませんが、古い切手ですのでいざ売るときになるべく高額で買取ってもらうためには、なるべく湿気の無い場所を選び、綺麗な状態で保管されると良いでしょう。
福岡県・佐賀県・長崎県版「長崎街道」(ふくおかけん・さがけん・ながさきけんばん「ながさきかいどう」)
当時郵政省職員であった桑田建吾によりデザインされたものです。
長崎県の出島、佐賀県の精煉方・九州自動車道、福岡県の小倉城と常盤橋といった長崎街道上の名所を4枚1組の切手で示しています。
4枚1セットで流通している場合が多く、シートで流通していることはあまりありません。
もしシートで持っている場合はしっかりと保存・管理することで切手の価値を保つことができます。
もし現状の価値が知りたいときは、買取業者に査定してもらうのが望ましいでしょう。
昭和大礼記念(しょうわたいれいきねん)
昭和3年大礼記念の絵葉書。
画像の絵葉書は五節の舞のデザインに特印と1.5銭の記念切手が貼られています。
昭和大礼を記念した発行物は絵葉書の他にも記念切手が4種発行されています。
古いものなので厳重に保管していても経年によって古びた感じが出てしまいますが、それがかえって鮮やかな絵葉書に良い渋みを加えています。
もし売るならその時々の相場を確認した上で、信頼できる買取業者に相談してみるのが良いでしょう。
ヘルシンキオリンピック フランス(へるしんきおりんぴっく ふらんす)
1952年ヘルシンキで行われたオリンピックを記念して、フランスより発行された6種完の切手です。
六枚それぞれに水泳、陸上、フェンシング、カヌー、ボート、馬術の6つの競技が描かれています。
相場価格の高い切手なのでぜひ高額で買取してもらいたいところですが、近年は外国切手を取り扱わない買取業者も増えています。
売るのであれば外国切手を扱う業者を吟味した上で事前に査定してもらうと安心です。
眠らせておくのはもったいないですので、信頼できる鑑定士にまずご相談すると良いでしょう。
ドラえもん82円(どらえもん はちじゅうにえん)
ドラえもんでおなじみのひみつ道具を主なテーマとした子供から大人まで気軽に楽しめる限定切手です。
切手デザイナーの楠田祐士によってデザインされており、全国の郵便局などで150万シート発行されています。
シール式なので保管が雑だと今後の価値低下を招く原因になってしまいます。
普段から湿度や気温にも注意しておくことで、いざ売るときに高価買取への良い道筋となります。
第一次国宝シリーズ「姫路城」(だいいちじこくほうしりーず ひめじじょう)
「平成の大修理」により近年再びの脚光を浴びた姫路城。
別名白鷺城と呼ばれるほどの美しい外観で永きにわたり多くの人々を魅了し、国宝・重要文化財・世界遺産にも登録された世界的な史跡です。
この姫路城切手を始め日本の様々な国宝を取り上げた『第一次国宝シリーズ』が発行された頃はちょうど切手収集ブームの真っ只中。
多くの人が買い求めた切手と言うことで、コレクターの間ではポピュラーなものになっており買い取り価格は控えめです。
ただしシートかつ美品の買取依頼の場合ならそこそこの売値が付くことがあるので、古切手を売りたいと考えている人はまず専門店に見積もりを取ってもらうのも手ですので、一度は相談してみる事をおすすめします。