白
中国共産党50周年(ちゅうごくきょうさんとう50しゅうねん)
相場価格 | 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円 | |
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切手額面 | 8元(その他) | |
デザイン | 縦型、 赤、 青、 白、 人物 | |
発行年度 | 昭和46年 1971年(1970年代) |
中国共産党50周年を記念して発行された記念切手(革4)。
景勝・建造物を描いた6枚と中国人民が描かれた3枚綴りのものをあわせて計9枚の図案が発行されています。
当時は切手の収集が禁止されていたため現在まで残っているものが少なく、美品のものの場合はかなり高額な相場で売買が行われています。
単片でもそこそこの買値がつきますが、9種全て揃った状態のものは特にめずらしいため高い買取価格がつくことが多いようです。
中国共産党50周年(革4)切手は、1971年に発行された中国切手で、9種完です。
3枚は絵柄が連続したデザインの三連刷です。
編号が「革」編号の時代になったのは、1970年で、現代京劇切手の編号が「革1」です。
革4は、革に切り替わってから4番目に発行された切手となり、「中国共産党50周年(革4)」は文化大革命時代に発行された切手で、通称「文革切手」と呼ばれ、プレミアがついています。
何故プレミアがつくのかというと、当時の中国では、切手の収集は禁止されていたため。
必然的に残存数が少なくなり、希少価値が高まったのですね。
更に年月が経過していますので、綺麗な状態で残っているものは大変少ないものとなっています。
ただし中国切手は真鷹の鑑定が難しいため、売却を考えている場合は専門店に在籍の鑑定士が、価値や相場を査定しますので、是非利用されると良いでしょう。
蝶(ちょう)
1963年に発行された「蝶」をモチーフにした切手です(特56)。
採用されている蝶は全て中国特産の種であるため非常に見応えがあり、収集家からの人気も高いシリーズです。
8元:5種
10元:5種
20元・2種
22元:1種
30元:1種
50元:1種
の計20種から成り立っており、全て集めるだけでも一苦労。
すべて蝶だけで蛾が1種も入っていない20種のロングセットはみごたえがあり、1963年という蝶切手としは初期のグループに入ります。
選ばれている蝶はすべて中国特産の種で、広範囲の種が選ばれており、デザインもシンプルで多少デフォルメされた蝶が白地をバックにみごとにまとめられています。
単片の買取相場は低い推移を辿っていますが、20種全てを集めたセットかつ美品の場合は万単位の買い取り価格がつきやすいコレクターズアイテムとなっています。
意外に買取ってもらう時に高く付く可能性もありますので、切手買取専門店に一度は相談してみる事をおすすめします。
1963年に中国から素晴らしい蝶切手が発行されました。20種のロングセットです。
西湖博覧会絵葉書(せいこはくらんかいえはがき)
1929年に行われた西湖博覧会の様子を写した絵葉書です。
免係はがきといって、中国郵政が自然災害や戦争等の地域の通信を無料化するために発行されたもので、発行枚数が少ないため残存するものも非常に少なく、コレクターズアイテムとしてだけでなく歴史的な価値を持った資料としても非常に希少なものとなっています。
額面の無い絵葉書ながらも1枚1万円以上の買取価格が付く大珍品。
セットでの買い取りの場合は10万円以上の値がつくこともある、プレミア絵葉書です。
お売りの際は価値を理解してくれる専門家に査定依頼してみると良いでしょう。
キューバ革命4周年(きゅーばかくめい4しゅうねん)
カストロとチェ・ゲバラが中心となり繰り広げられたキューバ革命の4周年を記念して作られた切手です(紀97)。
中国では、キューバ革命から4周年を迎える1963年に、カストロの肖像画などキューバ革命4周年の切手を6種発行しました。
当時の中国は外交問題や世界的な人権問題をたびたび取り上げ、プロパガンダ的な立ち位置からこうした切手をいくつか発行しています。
キューバ革命4周年記念切手には
・8元:2種
・10元:2種
の全6種類の図柄が存在し、使用済み並品単片の場合はあまり高い価値がつかないものの6種全てを揃えた美品の場合はかなり高い買い取り価格がつきます。
キューバ革命後はアメリカとの関係修復も試みましたが、1961年にアメリカが革命政権打倒を試みたピッグス湾事件を起こし、同年にキューバは中国と同じく社会主義宣言を発表しました。
この切手は、キューバが当時発行していた切符より稀少性が高く、消印があっても収集する方は多いです。
買取価格は6種全て揃うと15,000円前後になります。
相場変動もあるので、一度買取業者に相談し公正な査定額を提示してもらうことがポイントです。
婦人教師(ふじんきょうし)
3月8日の国際婦人デーにちなんで発行された「婦人教師切手」(T9)です。
働く女性が注目され始めた時代らしい図柄を鮮やかな色彩で表現しています。
・遊牧民の子に教育
・戸外での実施教育
・船乗りの子に教育
の計4種が発行されており、買い取り市場では4枚全種のセット売りで取引されることがほとんどです。
婦人教師の切手は、女性が一人立っている様子を想像しがちですが、実際は大人の女性が数人の子供と戯れているといった構図のイラストが描かれています。
中国の切手なので、人民服のような雰囲気の恰好をした女性と子供が描かれているのが中国らしいと言えます。
タイトル通り、女性の職業は教師で、生徒と遊んでいる構図が連想できますが、実際に中国の学校の様子がモデルになっており、中国の経済状況が活発になってきた頃の教育現場の様子が描かれています。
この婦人教師の切手の絵柄は、手書きのイラストであるところが特徴です。
中国切手の中では比較的ポピュラーな存在ですが、未使用美品の場合はなかなか高い買取相場がつけられている安定性の高いシリーズと言えます。
切手買取専門店での鑑定で、高額査定も期待できますのでぜひ利用されると良いでしょう。
牡丹(ぼたん)
相場価格 | 1〜499円、 500〜999円、 1,000〜9,999円、 10,000〜49,999円、 50,000〜99,999円、 100,000〜499,999円 | |
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切手額面 | 4元、8元、10元、20元、43元、52元(その他) | |
デザイン | 縦型、 赤、 白、 植物 | |
発行年度 | 昭和39年 1964年(1960年代) |
大輪の牡丹の花をモチーフにした中国らしい切手シリーズです(特61)。
通常シリーズは、
・8元:5種
・10元:5種
・20元:1種
・43元:1種
・52元:1種
の計15種、さらに小型シートが1種類存在します。
牡丹シリーズの小型シートの買取相場は、1枚辺りで10万円~15万円前後が予想されます。
単片切手が15種類が揃えば、2万円程度の買取相場になります。
単片切手が全て揃っていない場合は、買取に出される枚数で異なりますが、約1,000~6,000円に落ちます。
非常に美しい図柄のため収集家からの人気も高い逸品で、特に小型シートは入手困難な希少品のため、1枚で10万を超す価格で売買されることもあります。
通常切手の方も安定した価格を推移しており、20枚セットでの買い取りの場合はかなりの高値がつくプレミア切手です。
現在の価値を知っておくのも良いと思いますので、一度鑑定士に相談してみても良いかと思います。
趣味週間 1967 湖畔(しゅみしゅうかん 1967 こはん)
政治家としての一面も持つ洋画家、黒田清輝の代表作である『湖畔』の切手です。
彼は留学先のパリで画家を志し、印象派の影響を受けながら『外来派』と言う画風を確立させ嫋やかな女性像を数多く発表しています。
湖畔を背景に涼む浴衣姿の女性を描いた『湖畔』は、柔らかな色合いとタッチにより静謐な美しさを感じさせる作品に仕上がっています。
この切手の価値についてですが、買取相場は一般的な価格帯になっています。
保存状態の良し悪しにより買い取り査定額に違いが出てくるので、シミやヨレにならないように、丁寧な保管が高額買い取りのポイントです。
趣味週間 1971 築地明石町(しゅみしゅうかん 1971 つきじあかしちょう)
明治から昭和にかけて活躍した日本画家、鏑木清方の作品が使われた1971年切手趣味週間記念切手。
東京の風俗を切り取った美人画は、どれも江戸らしい粋さがにじみ出たシンプルながらも美しい作品です。
切手に用いられた『築地明石町』は、朝もやに霞む商船や朝顔とモダンな和服姿の女性とのコントラストがはっとするほど艶やかな一枚。
平均買取価格はほどほどですが、人気があり売買も盛んに行われている切手ですので、美品やシートでの買い取りの場合の売値は悪くなく、思った以上の高値での取引もあるかもしれません。
切手趣味週間 1974 指(きってしゅみしゅうかん 1974 ゆび)
1974年に発行された切手趣味週間記念切手の図柄は、女優・朝丘雪路さんの父としても有名である伊東深水の作品です。
彼は大正から昭和にかけて活躍した浮世絵師兼画家で、歌川派の正統を継いだ美しい美人画を多く残しています。
切手に採用された『指』は、夕顔を背景に指輪をじっと見つめる女性を物憂げかつ艶やかに描いた作品。
70年代の古切手と言うことで平均買い取り価格はあまり高くありませんが、汚れやシミがないものの場合は相場より高い価値で売れることがありますので、保管状態には気を付けたいところです。
切手趣味週間 1958 雨中湯帰り(きってしゅみしゅうかん 1958 うちゅうゆがえり)
東洲斎写楽や葛飾北斎、歌川広重などに並ぶ六大浮世絵師の一人、鳥居清長作が描いた作品『雨中湯帰り』の一片を用いた切手です。元になる絵では傘をさした女性が3人描かれており、通称『雨傘』とも呼ばれる親しみ深い作品となっています。発行当時はその美しい仕上がりからたちまち人気となり切手ファンたちがこぞって買い集めましたが、この頃から人気のある切手は追加で刷られる仕様となったため希少価値自体はそこまで高くなく現在の買取価格も控えめです。とは言ってもヤケや折れの少ない美品や10面シートの場合は査定額もアップする傾向にあるので、売却を考えている場合は日頃の保管に気をつけることが重要といえます。
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