1,000〜9,999円
第4回新聞週間(だいよんかい しんぶんしゅうかん)
米軍統治下の沖縄で1948年に「琉球郵便」と記された切手が発行されています。
その中でも新聞週間の記念切手として発行されたスタイリッシュなデザインの切手です。
図柄は琉球朝日新聞社を設立し、衆議院議員となった当真嗣合が描かれ、切手の買取価格は500円~1,000円程度です。
四半世紀もの時間が経ったため、どうしても劣化が起こってしまいますが、色褪せやシワの少ないものは高い価値を持ちます。
状態により価値が大きく変動するため正しい価値を知るためにも、プロの鑑定士に査定してもらえると安心です。
ドル表示数字切手 50¢(どるひょうじきって ごじゅっせんと)
米軍統治下であった1958年9月にそれまで琉球で使用されていた米軍軍票(通称B円)は、すべてドルと交換され、アメリカ同様にドルが通貨となったため、郵便切手もドル・セント表示のものに変更されました。
そこで急遽発行されたこのドル表示数字切手のデザインはとても簡便なものになっています。
半世紀以上も前のものであってもシミ・ヤケが少なく、綺麗に保存されているものは相場も変わりますので、ぜひ買取専門店での査定でお確かめ頂くことがポイントです。
2005 干支文字「酉」(えともじ「とり」)
背景に伊藤若冲の「仙人掌群鶏図」の一部分が描かれ、古代の字や5人の書家による様々な書体の干支文字「酉」が楽しめるシートとなっています。
エンボス加工の施された煌びやかな特殊切手です。
全国の郵便局で発売され、新年向けということもあり発行シート数は100万と多いです。
現在の相場はまずまずですが干支文字シリーズの最初なのでこれからの価値が上がることが見込まれます。
他の干支文字シリーズとともに保存しておくと高額買取も期待できますので、少しでも高値の査定がつくよう良い状態での保管をお勧めいたします。
大正銀婚(たいしょうぎんこん)
大正天皇と皇后の銀婚を記念して発行された切手です。
図案は松くい鶴もしくは銀枠に鳳凰が採用されており、記念切手らしい華やかなデザインになっています。
大正銀婚記念切手は画像のものを含めて4種類の額面で発行されています。
買取相場は額面の高さにしたがって大きく跳ね上がり、特に20銭切手は非常に珍しいため高額なプレミア価格がついています。
状態の良い美品なら買い取り価格はさらに上がりますので、ご自宅に古切手がある方は、買取専門店にまずご相談されると良いでしょう。
文化人切手「野口 英世」(ぶんかじんきって のぐちひでよ)
現行千円札でもお馴染みの野口英世の肖像が描かれた切手『文化人シリーズ 野口英世』。
さて、一見非常に地味でポピュラーに見えるこちらの古切手ですが、実は全十八種類発行されていた文化人シリーズ切手の中でも特にプレミア価格が付いている逸品です。
と言うのも同シリーズの中で野口英世の切手のみに「第一種版」と「第二種版」が存在するから。
第一種版の買取相場はそこそこですが、第二種版は発行部数が少なかったこともあり非常に高額の買い取り価格がついています。
第一種版/第二種版の判断は右下端印刷線の段差の有無によりつけられます。
一次文化人切手シリーズは1949年~1952年に発行された文化人切手の事を指し、野口英世や夏目漱石など有名な文化人が図案となった切手シリーズです。
もちろん美品か並品かでも買い取ってもらえる値段は大きく変わってきますので、売る前には入念な確認をして、切手買取業者へ査定依頼をするのがオススメです。
歌川広重 「東海道五十三次 蒲原」(うたがわひろしげ とうかいどうごじゅうさんつぎ かんばら)
豪雪に見舞われた静岡・蒲原宿の様子を情景豊かに描いた作品『東海道五十三次 蒲原』の絵が使われた切手です。
1958年・1959年の国際文通週間記念切手も1960年と同じく東海道五十三次がテーマでしたが、60年は前々年・前年に比べて切手の発行部数が非常に少なかったため、現在では希少価値が高い切手になっています。
汚れや折れの無い美品なら1000円以上の買い取り価格が期待できることもありますので、切手買取に持ち込む際は汚れがないか入念にチェックしましょう。
昭和11年用年賀「富士山」(しょうわじゅういちねんようねんが ふじさん)
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
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切手額面 | 1銭5厘(1銭〜99銭) | |
デザイン | 赤、 景色 | |
発行年度 | 1935年(1930年代) |
渡辺崋山が描いた富士山と松竹梅がデザインされた切手です。
年賀切手が初めて発行された年の最初の切手で100面のシートと20面の小型シートがあります。
記念に発行された20面の小型シートは、逓信省構内郵便局でしか取り扱いしていない希少なものなので高額で取引されています。
また通常の100枚シートの切手も高く買取られています。
シートであれば経年劣化があっても高く買取ってもらえる可能性があるので、諦めずにしっかりと査定してもらえる良い買取先ですと安心です。
ロス五輪 アメリカ(ろすごりん あめりか)
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
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切手額面 | 20セント(1円〜49円) | |
デザイン | 白、 人物 | |
発行年度 | 1984年(1980年代) |
アメリカで発行されたロサンゼルスオリンピックの記念切手です。
重量上げの選手が描かれているものは16種完のシリーズ。
飛び込み選手が描かれたデザインの切手は夏季と冬季の五輪のそれぞれ4種類をセットとしたシリーズの1枚です。
このようにロスオリンピックの切手は多く発行され人気だったようです。
現在ではアメリカ本国でもこれらの切手が高額で売れることはまずないそうです。
日本で売るのも難しいかもしれません。
外国切手を買取してくれるところをよく探して利用されると良いでしょう。
オオパンダ(おおぱんだ)
オオパンダ切手は1963年発行の1次、1973年発行の2次に別れ、1次と2次をあわせ6種揃っているものが完品と呼ばれています。
需要が高くバラでも買取してもらえますが、シートで6種完品なら買取相場は高くなります。
6種完のオオパンダ2次切手があるなら、完品で買取に出すほうがよいです。
オオパンダ切手は文革切手の1種で、中国人バイヤーの買戻しを受けて相場も高い状態になっています。
できるだけ高く買い取ってもらえるよう適切な買取業者の選定が重要となってくるでしょう。
ヘルシンキオリンピック フランス(へるしんきおりんぴっく ふらんす)
1952年ヘルシンキで行われたオリンピックを記念して、フランスより発行された6種完の切手です。
六枚それぞれに水泳、陸上、フェンシング、カヌー、ボート、馬術の6つの競技が描かれています。
相場価格の高い切手なのでぜひ高額で買取してもらいたいところですが、近年は外国切手を取り扱わない買取業者も増えています。
売るのであれば外国切手を扱う業者を吟味した上で事前に査定してもらうと安心です。
眠らせておくのはもったいないですので、信頼できる鑑定士にまずご相談すると良いでしょう。