1,000〜9,999円
日清戦争勝利 有栖川宮(にっしんせんそうしょうり ありすがわのみや)
1894年~1896年にかけて勃発した日清戦争の、陸海軍総司令官として活躍した有栖川宮熾仁親王が描かれた戦勝記念切手。
日本国内で発行された物のなかでは初めての「肖像画」が扱われた切手になります。
この切手は2銭と5銭の二種類が発行されり、5銭のものは特に希少価値の高いプレミア品になります。
日本が日清戦争に勝利した事を記念して発行された記念切手でもあり、肖像が入った日本で最初の切手です。
それぞれの額面に肖像の人物が
・北白川宮能久親王
の2パターンあり、価値はバラ切手単位で2銭が6000円、5銭で14000円位になります。
有栖川宮熾仁親王の方が価値は高くなりやすいです。
古切手を高く売りたいなら、珍しさと合わせて保存環境に気をつけることも大事。
せっかくのプレミア切手、買い取りに出す場合は最高の状態で送り出してあげたいものですね。
第1次昭和 梅花(だいいちじしょうわ ばいか)
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相場価格 | 1,000〜9,999円 |
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切手額面 | 10円(1円〜49円) | |
デザイン | 植物、 その他のモチーフ | |
発行年度 | 1939年(1930年代) |
第1次昭和切手の14枚目に発行されたのが梅花模様の切手です。
渋みのある茶紫色でアンティークの味わいもあります。
10円の額面も当時としてはかなりの高額です。
その後も第2次・第3次昭和切手としてほぼ同じデザインの切手が発行され、さらには戦後にもよく似た梅花模様のデザインが発行されています。
どの切手も当時の額面に見合った高額で買取されるようですので、売るならばどれくらいの価値があるのか調べてもらった上で買取をするのがポイントです。
[記念切手] 琉球大学開校(りゅうきゅうだいがくかいこう)
1950年に設けられました琉球大学開校の記念切手です。
切手のデザインは大城皓也氏で、アメリカ軍統治下の沖縄で使用された「琉球切手」と言われるものの一つです。
切手に描かれている琉球大学本館の背後にシルエットで描かれた首里城があるのは開校当時首里城跡に琉球大学を開校したことに由来します。
左の端に描かれた龍の柱も印象的です。
琉球大学は、以前に首里城があった場所にありましたが、同場所で首里城の復元工事が始まり、1977年~1984年にわたり現在の場所に移されました。
移動された後に、キャンパスは壊され、グラウンドは、沖縄県立美術大学に譲られる形になりました。
現在のキャンパスは
・上原キャンバス
の2つに分かれ、敷地面積は東京ドーム約27個分です。
切手買取金額はコンディションによって倍以上変わることもあるので、できるだけ高い価格で売るならば美品の状態が良いと言えるでしょう。
普段から気を使っていただくだけで切手の状態も維持できますので、保管も確認しておくのがポイントになります。
喜多川歌麿「ビードロを吹く娘」(きたがわうたまろ びーどろをふくむすめ)
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相場価格 | 1,000〜9,999円 |
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切手額面 | 10円(1円〜49円) | |
デザイン | 縦型、 人物 | |
発行年度 | 1955年(1950年代) |
ビードロを吹く娘切手は切手趣味週間の第5回目で、1955年発行のプレミア切手です。
略して「ビードロ切手」とも呼ばれるプレミア切手の「ビードロを吹く娘切手」は、喜多川歌麿が描いた浮世絵が図柄になっています。
当時人気の町娘を描いた爽やかな美人画です。
背景は淡いピンク色が光るキラ引きという技法が使われていて、木版ならではの表現方法がお楽しみいただけます。
喜多川歌麿の画が図案になっている切手は多く存在し、「文読む女」や「兵庫屋内花妻」など。
その中でも、「ビードロを吹く娘」は切手買取市場でも有名な切手で、美品状態であれば買取価値の上昇も見込めます。
シミやヤケができるだけ無い状態であれば額もぐっとあがりますので、切手の保管にも注意することが高額買取のコツとも言えます。