赤
310円普通切手 利尻礼文サロベツ国立公園 利尻島(さんびゃくじゅうえんふつうきって りしりれぶんさろべつこくりつこうえん りしりとう)
北海道に位置する利尻礼文サロベツ国立公園が310円切手のモチーフです。
チシマザクラやレブンアツモリソウなど北海道のみに自生する植物を多く擁しており、その群生地が天然記念物やラムサール条約に登録されています。
切手に描かれているのは利尻山を背景に咲くレブンシオガマと言う花です。
現行切手を買取依頼する際に気をつけてもらいたいのが、『バラ売りの場合はかなり安めの見積もりを取られやすい』と言うこと。
ショップで少しでも高く買い取ってもらうには、50枚単位で台紙に貼る、10枚つづりで持って行くなどの工夫が必要です。
500円普通切手 十和田八幡平国立公園 奥入瀬渓流(ごひゃくえんふつうきって とわだはちまんたいこくりつこうえん おいらせけいりゅう)
青森県十和田市に位置する十和田八幡平国立公園。
この中の特別名勝及び天然記念物に指定される奥入瀬渓流が描かれた切手です。
赤いツツジの花と新緑の木々を見るに、5月頃の三乱の流れを切り取った一枚ですね。
500円切手は切符などと同じく金券としての扱いが強く、またバラ売りでもお小遣い程度の売値にはなるので切手買取の市場では非常に人気。
観賞用としても一見の価値ありで、10枚つづり、50枚単位での台紙貼り、100枚つづりのシートの場合は相場が上がるので参考にしてみてくださいね。
[記念切手] 琉球大学開校(りゅうきゅうだいがくかいこう)
1950年に設けられました琉球大学開校の記念切手です。
切手のデザインは大城皓也氏で、アメリカ軍統治下の沖縄で使用された「琉球切手」と言われるものの一つです。
切手に描かれている琉球大学本館の背後にシルエットで描かれた首里城があるのは開校当時首里城跡に琉球大学を開校したことに由来します。
左の端に描かれた龍の柱も印象的です。
琉球大学は、以前に首里城があった場所にありましたが、同場所で首里城の復元工事が始まり、1977年~1984年にわたり現在の場所に移されました。
移動された後に、キャンパスは壊され、グラウンドは、沖縄県立美術大学に譲られる形になりました。
現在のキャンパスは
・上原キャンバス
の2つに分かれ、敷地面積は東京ドーム約27個分です。
切手買取金額はコンディションによって倍以上変わることもあるので、できるだけ高い価格で売るならば美品の状態が良いと言えるでしょう。
普段から気を使っていただくだけで切手の状態も維持できますので、保管も確認しておくのがポイントになります。
大東亜戦争第一周年記念 2+1銭(だいとうあせんそうだいいっしゅうねんきねん 2+1せん)
バターン半島にて戦車で進撃する日本軍の様子を描いたこの切手は、日本がアメリカ・イギリスに対して宣戦布告をしてからちょうど一年となったことを記念して発行された切手の一つです。
同時に発行された2種のうち金額の低い方の切手になります。
古い切手ではあるものの、通常の未使用切手で売っても高額買取は難しいようです。
しかし大量にあるものなどを換金するつもりであれば、保存状態は重要なので丁寧に扱い大事に管理したいものです。
愛国切手 2+2銭(あいこくきって2+2せん)
2銭の寄付金が付いた切手。
日本で最初に発行された寄付金付き切手のうちの一つです。
同時に発行された3種類全てに日本アルプスの上空を飛ぶダグラスDC-2型機がデザインされ、この赤色のものは額面2銭として利用するものになっています。
この募金は国内各地への飛行場整備のための基金の募るものでした。
高額買取は難しい切手かもしれませんが、歴史を示す資料としての価値もあるので、いざ売るときのためにもできるだけ良い状態で保管しておくのが良いでしょう。