赤
「舞妓図屏風」(まいこずびょうぶ)
1961年の切手趣味週間に発行された『舞妓図屏風』の切手。
舞妓図屏風は六曲屏風の各扇に舞妓が一人ずつ描かれており、切手にはその中の一曲が採用されました。
赤い着物を身にまとい髪をおろして扇舞を踊る舞妓の姿は初々しくも艶やかに見えますね。
50年以上前の古切手ですが、買取価格は20円から70円とまずまず。
ただしオークションなどでも多く出回っていてコレクターの目も肥えているため、売りたい際は保管方法にくれぐれもご注意ください。
古い切手は丁寧な扱いが求められますので、キレイな状態をキープしておきたいですね。
慶事用 82円普通切手 扇面に竹文様(けいじよう はちじゅうにえんふつうきって おうぎめんにたけもんよう)
結婚式の招待状を手紙形式で送る際に用いられる切手です。
金色の扇に竹文様が描かれており、おめでたい書状にぴったりのデザインとなっています。
なお慶事用切手には金額ごとにそれぞれ松・竹・梅の吉祥文様が採用されています。
招待状に使うものと言うことで、まとめ買いして大量に余らせてしまうことも多いかと思われる慶事用切手。
中途半端な数で余りがちなため買い取りに出すのをためらわれる方が多いですが、売りたい場合は10枚つづりや50枚に仕分けるとシート単位でなくてもそこそこの買取価格が付くので、業者に査定だけでもお願いしてみましょう
慶事用 92円普通切手 扇面に松文様(けいじよう きゅうじゅうにえんふつうきって おうぎめんにまつもんよう)
金額ごとに松・竹・梅と分かれている慶事用切手の中でも最高額面のものです。
結婚式の招待状は用紙の重さの関係で、82円ではなくこちらの92円切手が用いられることも多くあります。
金地の扇に描かれた赤と青の松文様が高級感を感じさせますね。
招待状を送る際にはかなりの枚数の慶事用切手を購入することになりますが、招待客の増減によって余らせてしまうことも多いかと思います。
日常生活では使い処がなかなか無いものなので式後に買い取ってもらえば、お小遣いにもなって一石二鳥。
シミや汚れ等の保管状態や、枚数が揃っているかで買取してもらう時の値段も大きく変わりますので、気を付けましょう。
昭和27年用年賀「翁の面」(しょうわにじゅうななねんようねんがおきなのめん)
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
---|---|---|
切手額面 | 5円(1円〜49円) | |
デザイン | 赤、 その他のモチーフ | |
発行年度 | 1952年(1950年代) |
翁の面が描かれた年賀切手です。
発行された日が年が明けた16日であったため年賀状の切手として使用されることはありませんでした。
20面のシートはプレミア扱いとなっています。
古い切手なので保存状態によって買取価格に幅が出る可能性もありますので、普段の丁寧な扱いが求められます。
シートは高額買取が期待できるものなので、もし売るつもりなら取り扱いと管理には気を付けましょう。
昭和11年用年賀「富士山」(しょうわじゅういちねんようねんが ふじさん)
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
---|---|---|
切手額面 | 1銭5厘(1銭〜99銭) | |
デザイン | 赤、 景色 | |
発行年度 | 1935年(1930年代) |
渡辺崋山が描いた富士山と松竹梅がデザインされた切手です。
年賀切手が初めて発行された年の最初の切手で100面のシートと20面の小型シートがあります。
記念に発行された20面の小型シートは、逓信省構内郵便局でしか取り扱いしていない希少なものなので高額で取引されています。
また通常の100枚シートの切手も高く買取られています。
シートであれば経年劣化があっても高く買取ってもらえる可能性があるので、諦めずにしっかりと査定してもらえる良い買取先ですと安心です。
昭和27年用年賀「翁の面」小型シート 「おきなのめん」(しょうわにじゅうななねんようねんがおきなのめん)
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
---|---|---|
切手額面 | 5円(1円〜49円) | |
デザイン | 赤 | |
発行年度 | 1952年(1950年代) |
翁の面が描かれた小型シートの年賀切手です。
普通シートと小型シートの切手が存在し、切り取られた状態では見た目の区別が付きづらいですが紙の漉き目の方向で判断することができます。
カバーの状態では更に判別が難しく、普通シートの銘版付き切手であるか小型シートが発行する前の消印であれば普通シートの切手と判別することができます。
この年代に発行された年賀小型シートは高額で買取されているそうなので、業者によっては一枚からでも高い価格を付けて貰えるかもしれません。
売る売らないにかかわらず、なるべく湿気の無い場所を選んで保存し、状態を維持しておくと良いでしょう。
昭和30年用年賀「加賀起き上り」小型シート 「かがおきあがり」(しょうわさんじゅうねんようねんがかがおきあがり)
石川県の伝統工芸、加賀八幡起上りをモチーフとした小型シート切手です。
西ドイツから輸入したばかりの印刷機を使ったものです。
この切手から以後、日本の切手のは鮮やかになっていき、この時期より火がつく切手ブームを彩ることになります。
現在では切手収集が下火になっているため、相場価格を見ながら下がりきらないうちに売ってしまうのが良いかもしれません。
古い切手なので美品であれば買取する場合に高い価値が出てきますので、日頃から丁寧な扱いで保管すると良いでしょう。
昭和28年用年賀「御所人形」小型シート 「ごしょにんぎょう」(しょうわにじゅうはちねんようねんがごしょにんぎょうこがたしーと)
御所人形が描かれた小型シートの年賀切手です。
この年から年賀切手は年賀状にも使用できるようになりました。
小型シートにはこの年だけタブが2枚付いていて、カバー状態の切手を普通シートか小型シートのどちらか区別をつけるとき、タブと繋がった使用済み切手であれば小型シートの切手と判別することができます。
古い小型シートの切手であるため、保存状態により買取額に多く差が出る場合があります。
意外に買取ってもらう時に高く付く可能性もありますので、お売りになるときは信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうと良いでしょう。
ドイツの刺繍切手(どいつのししゅうきって)
ドイツのプラウエンという地域の伝統的なレースをモチーフとした切手です。
4種完のシリーズで、これらの切手が発行されたのは旧東ドイツの時代になります。
他のヨーロッパ諸国と比べると切手収集が下火となった日本では、外国切手だとなおさら高く買取ってもらうのは難しいようです。
刺繍切手というまとまったジャンルでもあるので、売る場合はしっかりお店選びをしないと損をしてしまう可能性もありますので、しっかりとしたお店選びがポイントになってくるでしょう。
セントキッツ クリスマス/絵画4種(せんときっつ くりすます/かいが4しゅ)
相場価格 | 1〜499円 | |
---|---|---|
切手額面 | 30¢(セント) $2.25(ドル) $3.50(ドル) $5(ドル)(1円〜49円、 50円〜99円、 100円〜499円) | |
デザイン | 赤、 青、 人物、 その他のモチーフ | |
発行年度 | 2015年(2010年代) |
セントキッツとはカリブ海にある島々の一つ。
その島で独自に発行された切手は世界の切手収集家にも注目されています。
セントキッツではクリスマスの切手シリーズとしてキリスト教色の強い絵画をモチーフにした切手を4種セットを度々発行しています。
画像のものは2015年に発行された切手で、4種全てラファエロ作の聖母子画を題材にしています。
日本でこれらの切手を買取ってくれる業者はそう多くはないようです。
いずれ売ることを考慮して保管するのであれば、湿気の無い場所を選んで保存し、シミや日焼け等の劣化を防ぐように扱うことが大事です。
-
趣味週間 1963 本多平八郎姿絵 千姫(しゅみし...
江戸時代初期の風俗画として有名な「本多平八郎姿絵屏風」の一遍を切り取っ
-
趣味週間 1962 花下遊楽図(しゅみしゅうかん ...
安土桃山時代の風俗画『花下遊楽図屏風』の一遍が1962年切手趣味週間記