赤
日清戦争勝利 有栖川宮(にっしんせんそうしょうり ありすがわのみや)
1894年~1896年にかけて勃発した日清戦争の、陸海軍総司令官として活躍した有栖川宮熾仁親王が描かれた戦勝記念切手。
日本国内で発行された物のなかでは初めての「肖像画」が扱われた切手になります。
この切手は2銭と5銭の二種類が発行されり、5銭のものは特に希少価値の高いプレミア品になります。
日本が日清戦争に勝利した事を記念して発行された記念切手でもあり、肖像が入った日本で最初の切手です。
それぞれの額面に肖像の人物が
・北白川宮能久親王
の2パターンあり、価値はバラ切手単位で2銭が6000円、5銭で14000円位になります。
有栖川宮熾仁親王の方が価値は高くなりやすいです。
古切手を高く売りたいなら、珍しさと合わせて保存環境に気をつけることも大事。
せっかくのプレミア切手、買い取りに出す場合は最高の状態で送り出してあげたいものですね。
年賀切手 赤猿(ねんがきって あかざる)
相場価格 | 50,000〜99,999円 | |
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切手額面 | 8分(1円〜49円) | |
デザイン | 赤、 動物 | |
発行年度 | 1980年(1980年代) |
1980年の干支である猿を描いた切手。
ぱっと見は愛らしい小猿ですが、金粉を使用した繊細かつ豪華なデザインになります。
中国切手の5本の指に入る、「赤猿」は、現在でもかなりの高額プレミアムの切手です。
中華人民共和国の中国郵政が初めて発行した切手の赤猿は、1980年の旧正月に干支の「申(さる)」1種完を始めとして、1991年「未(ひつじ)」まで発行された、中国十二支切手のシートです。
この中で、赤猿は当初800万枚発行の予定が諸事情により500万枚に減少、現存枚数はもっと減ることを考慮に入れ、希少性の高さに伴い価値が高騰します。
中国のプレミア切手の代表格と言われる人気の切手です。
またコンディションによって買取額が大きく変わる切手でもあります。
猿の顔部分などの金粉の発色が良いものほど高額で売れるようですので、丁寧な保管で状態を維持するように気を付けたいところです。
中国切手全国の山河は赤一色(ちゅうごくきってぜんこくのさんがはあかいっしょく)
相場価格 | 1,000,000円〜 | |
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切手額面 | 8分(1円〜49円) | |
デザイン | 赤、 人物 | |
発行年度 | 1968年(1960年代) |
中国切手の「全国の山河は赤一色」は、文化大革命時代に発行された切手で、希少価値がとても高いプレミア中国切手です。
別名「全国の山河は赤い」とも呼ばれる中国切手で、1枚だけだったとしても、何千万円もの買取価格が期待できると言われるほどの切手です。
全国の山河は赤一色切手の発行は1968年、
・縦長版
の2種類がありますが、額面は8分で統一されています。
切手に描かれた地図の台湾の部分が白であることが問題とされ、発行から半日で回収されました。
それも大変希少価値が高い理由として挙げられます。
もし売るなら、たとえ使用済み切手であっても専門家に鑑定してもらうことで相場も分かりますので、相談してみる事をおすすめします。
「彦根屏風」( ひこねびょうぶ)
江戸時代初期に描かれた風俗画【彦根屏風】。
切手には6曲屏風の内の2曲がモチーフとして使われています。
京都の遊女たちが高い技術をもって金屏風の上に描かれており、その画風から狩野派の絵師の作品だとされていますがはっきりした作者は解っていません。
こちらの切手はデザインの都合上2枚1セットで買取市場に出回ることが多く、片面のみの場合は買い取り相場が下がることがあります。
シートのままで売りに出す事が高額買取のポイントで、シミやヤケに気をつける保管も重要です。
東洲斎写楽 市川蝦蔵(とうしゅうさいしゃらく いちかわえびぞう)
歌舞伎演目『恋女房染分手綱(1794年)』竹村定之進役を演じる市川蝦蔵が描かれた『東洲斎写楽 市川蝦蔵』。
写楽のと言う非常に短いものでしたが、斬新かつ大胆な作品を約140点も残しています。
東洲斎写楽は江戸時代中期に彗星のように浮世絵界に登場し、その斬新な構図とモデルの個性を見事に表現した傑作を生み出した浮世絵師です。
活動期間はわずか10ヶ月間で、突然姿を消してしまい、現在までその人物の正体は不明で「謎の浮世絵師」と呼ばれています。
この作品は、寛政6年(1794)の5月に河原崎座で上演された「恋女房染分手綱」の一場面、前半の山場の「道成寺」の主役で能師役の竹村定之進を描いたものです。
1956年の切手趣味週間に発行されたこちらの切手はコレクターの間でも人気が高く、美品であれば1枚でもなかなかの買取価格が付いています。
シートの場合はさらに相場が跳ね上がり非常に高額になることがありますので、少しでもキレイな状態での保管をしておくと良いでしょう。
土田麦僊 舞妓林泉(つちだばくせん ぶぎりんせん)
色鮮やかな舞妓さんが印象的な土田麦僊の「舞妓林泉」の切手は昭和43年の切手趣味週間にて発行されました。
大正時代に描かれた、西洋画の構図の技術などを取り入れながらも、日本的な美しさを表現しています。
麦僊のこだわりが表現された日本画と言えるでしょう。
60年代以降、切手収集ブーム以降の発行切手ですので、額面以上の価格での買取りは難しいかもしれませんが、できるだけ高額で買い取ってもらうためにも保管状態は重要と言えます。
ひとむかし前のものはカビが発生しやすい紙質の場合が多々ありますので、保存には気を付けたいところです。
5円普通切手 ニホンザル(ごえんふつうきって にほんざる)
ぎゅっと抱きしめあう様が心をほっこりさせる、ニホンザルの親子が5円切手のモチーフです。
やわらかそうな毛並みと背景の少しくすんだ青色を見るに、冬の寒い時期を思わせます。
ニホンザルは、最も北に生息するサルとして国際的にも有名で、オナガザル科に属する日本固有の野生動物です。
定形外郵便の金額合わせなどによく使われる5円切手ですが、バラでの買い取りをしてくれるショップはあまり多くありません。
シミや汚れなどがない500円分のシートを用意するのが高額買取のコツと言えます。
10円普通切手 トキ(じゅうえんふつうきって とき)
「日本を象徴する鳥」とも言われ日本人によく親しまれている鳥、トキ。
1900年代に絶滅が危惧され、1952年に特別天然記念物に指定されています。
淡い桃色がかった羽の色が美しく、切手のデザインもそれを意識したカラーリングになっています。
額面が小さいため、バラ売りや10枚セットでの買い取り査定額はあまり期待できませんが、100枚セットの場合は高いところですと8~9割程度の価格で買い取ってくれるお店もあります。
買取店の吟味も高額買取には大切です。
20円普通切手 ニホンジカ(にじゅうえんふつうきって にほんじか)
凛とした立ち姿が美しいニホンジカを描いた20円普通切手。
可愛らしく優雅に飛び跳ねる姿を思い浮かべる人も多いはずです。
スモーキーなブルーグリーンの背景とレッドブラウンの鹿のコントラストは、洋風の雰囲気も感じられます。
1972年に発行された10円切手以来のニホンジカモチーフは少しモダンな仕上がりです。
小額面の普通切手は買取が難しいと言われますが、20円×100枚=2000円のシートタイプですと換金率もかなり高くなってきます。
お家に未使用のシートがある場合は買い取りを検討してみても良いかもしれません。
82円普通切手 ウメ(はちじゅうにえんふつうきって うめ)
甘い香りで春の始まりを告げる花として、古くから多くの人に親しまれてきたウメをモチーフにした切手。
「花見と言えば梅」というほど、和歌でも数多く詠まれている梅は、桜とは違った魅力があります。
クリーム色の背景と鮮やかなピンクの紅梅が暖かな印象を残す、可愛らしいデザインです。
52円切手と同じく普通郵便で多く用いられる額面なので需要が高く買取額も高めです。
ただしバラ売りの場合は60%程度のレートを設定しているお店が多いため、各店の切手買取価格を調べてから売りに行った方が良いでしょう。