1960年代
オオパンダ(おおぱんだ)
オオパンダ切手は1963年発行の1次、1973年発行の2次に別れ、1次と2次をあわせ6種揃っているものが完品と呼ばれています。
需要が高くバラでも買取してもらえますが、シートで6種完品なら買取相場は高くなります。
6種完のオオパンダ2次切手があるなら、完品で買取に出すほうがよいです。
オオパンダ切手は文革切手の1種で、中国人バイヤーの買戻しを受けて相場も高い状態になっています。
できるだけ高く買い取ってもらえるよう適切な買取業者の選定が重要となってくるでしょう。
梅蘭芳舞台芸術(めいらんふぁんぶたいげいじゅつ)
相場価格 | 1,000,000円〜 | |
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切手額面 | 8分(1円〜49円) | |
デザイン | 人物 | |
発行年度 | 1962年(1960年代) |
中国の女形京劇俳優「梅蘭芳」を題材とした切手です。
梅蘭芳は、1961年~1996年に活躍した、中国の古典演劇である戯曲京劇の俳優で、女形として「四大名旦」に名をつらね、京劇の近代化に尽力し「梅派」を創設させるほどの重鎮と言われています。
その梅蘭芳の舞台上の姿を写し取ったものが梅蘭芳舞台芸術小型シート8種完です。
梅蘭芳の演じる美しく繊細な女性としての姿は、北京に来る外国人が舞台に押しかける程魅力的だったと言われています。
特に「貴妃酔酒」の舞台を描いた小型シートは発行枚数が2万枚と少なく、コレクションとして所持されていた切手の大部分は文化大革命の頃に処分されたこともあり、非常に価値の高い切手となっています。
未使用美品のものは百万円前後の高額で買取されます。
バラ切手8種も目打ち無しのものが存在し、コンディションが良いものであれば小型シートに並ぶ高価格で買取ってもらえるそうです。
目利き高い査定員に判断してもらうことで、より満足のいく結果が得られるかもしれません。
延安「文芸講話」発表25周年(えんあんぶんげいこうわはっぴょうにじゅうごしゅうねん)
延安文芸講話発表25周年は、1942年に行われた文芸講和の25周年の記念で発行されたものです。
「文芸講話」というのは1942年に延安で行われた文芸座談会での毛沢東による、文学や芸術に関する講話です。
毛沢東が開催した講和を論文にまとめたもので、中国の文学や芸術、知識人の思想に対するあり方を変えたとされ、当時の作家や芸術家の傾向が誤っていると批判し、労働者や農民にも喜ばれるような作品を創るべきだ、と主張したものです。
文芸界の問題を解決する目的で開かれた文芸講和は、中国で大きな出来事だったので、切手として残されることになりました。
3種のうちの1種は宣伝隊を描いたもの、後の2種は文芸講話の一節を記したデザインとなっています。
中国で切手収集が禁止されていた文化大革命の頃に発行されたいわゆる「文革切手」です。
未使用でさらに保存状態の良いものであれば高額買取が期待できますので、一度信頼できる鑑定士にお願いして調べてもらうのも良いかもしれません。
オリンピック東京大会募金第一次 やりなげ(おりんぴっくとうきょうたいかいぼきんだいいちじ やりなげ)
やり投げを描いたオリンピック東京大会の募金切手。
寄付金付きで一枚10円と成りますが5円切手として使用するものです。
第一次から第六次まで全20種類もの切手が発行されました。
第一次は全3種類で、このオリンピック切手は未使用のものよりも消印が押された切手が珍しいとのことで、状態によっては思わぬ高額で買取される可能性もあります。
大量の未使用品などを換金するのであれば、コンディションも重要となりますので、保管にも丁寧な扱いが求められます。
オリンピック東京大会募金第一次 飛び込み(おりんぴっくとうきょうたいかいぼきんだいいちじ とびこみ)
オリンピック東京大会の募金切手、第1次発行の3種のうちの一つです。
切手の発行時期と切手ブームが重なったこともあり、東京オリンピック切手は人気の切手となったようです。
しかし大量に買われながら使用されることも少なかったため、現在では未使用やシートの切手でも高額では売れないようです。
使用済み切手を売るのであれば、高額で買取ってもらえるかどうか査定してもらうのが良いかもしれません。
プロの鑑定士に正しい価値を見出してもらうことで、より満足のいく結果が得られますので、一度は相談してみる事をおすすめします。
毛沢東の長寿を祝う(もうたくとうのちょうじゅをいわう)
毛沢東の謁見する姿を描いたもの1種と、毛沢東の語録から抜粋した文を書いたもの10種で構成された中国切手「毛沢東の長寿を祝う」シリーズです。
文化革命時代の中国では毛沢東に関連した政治色の強い切手がいくつか発行されています。
しかし当時の中国において、切手収集が禁止されていたためにこの時代の切手は今では非常に高価で買取されるプレミア切手となっています。
古い切手が意外に買取ってもらう時に高くなる可能性もありますので、美品の状態をできるだけキープしておくことが重要になります。
第一次国宝シリーズ「姫路城」(だいいちじこくほうしりーず ひめじじょう)
「平成の大修理」により近年再びの脚光を浴びた姫路城。
別名白鷺城と呼ばれるほどの美しい外観で永きにわたり多くの人々を魅了し、国宝・重要文化財・世界遺産にも登録された世界的な史跡です。
この姫路城切手を始め日本の様々な国宝を取り上げた『第一次国宝シリーズ』が発行された頃はちょうど切手収集ブームの真っ只中。
多くの人が買い求めた切手と言うことで、コレクターの間ではポピュラーなものになっており買い取り価格は控えめです。
ただしシートかつ美品の買取依頼の場合ならそこそこの売値が付くことがあるので、古切手を売りたいと考えている人はまず専門店に見積もりを取ってもらうのも手ですので、一度は相談してみる事をおすすめします。
中国切手全国の山河は赤一色(ちゅうごくきってぜんこくのさんがはあかいっしょく)
相場価格 | 1,000,000円〜 | |
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切手額面 | 8分(1円〜49円) | |
デザイン | 赤、 人物 | |
発行年度 | 1968年(1960年代) |
中国切手の「全国の山河は赤一色」は、文化大革命時代に発行された切手で、希少価値がとても高いプレミア中国切手です。
別名「全国の山河は赤い」とも呼ばれる中国切手で、1枚だけだったとしても、何千万円もの買取価格が期待できると言われるほどの切手です。
全国の山河は赤一色切手の発行は1968年、
・縦長版
の2種類がありますが、額面は8分で統一されています。
切手に描かれた地図の台湾の部分が白であることが問題とされ、発行から半日で回収されました。
それも大変希少価値が高い理由として挙げられます。
もし売るなら、たとえ使用済み切手であっても専門家に鑑定してもらうことで相場も分かりますので、相談してみる事をおすすめします。
土田麦僊 舞妓林泉(つちだばくせん ぶぎりんせん)
色鮮やかな舞妓さんが印象的な土田麦僊の「舞妓林泉」の切手は昭和43年の切手趣味週間にて発行されました。
大正時代に描かれた、西洋画の構図の技術などを取り入れながらも、日本的な美しさを表現しています。
麦僊のこだわりが表現された日本画と言えるでしょう。
60年代以降、切手収集ブーム以降の発行切手ですので、額面以上の価格での買取りは難しいかもしれませんが、できるだけ高額で買い取ってもらうためにも保管状態は重要と言えます。
ひとむかし前のものはカビが発生しやすい紙質の場合が多々ありますので、保存には気を付けたいところです。
オリンピック東京大会募金第一次 レスリング(おりんぴっくとうきょうたいかいぼきんだいいちじ れすりんぐ)
レスリングを描いたオリンピック東京大会の募金切手。
東京オリンピックの寄付金付き切手は切手販売所に列ができるほどの人気が出たとのこと。
当時切手ブームも同時に沸いていたことが切手人気に拍車をかけたようです。
そのため投機目的で切手を買った人は切手の価値が上がるのを待ち、使われない切手が大量に眠っているという状況になりました。
そのため切手の買取価格に高値が出るのは使用済みのものとなるそうです。
高額になりそうな使用済切手を売るのであれば、事前に査定してもらうのが確実でしょう。
この時は専門家に見てもらうのが安心といえます。
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