白
ロス五輪 アメリカ(ろすごりん あめりか)
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
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切手額面 | 20セント(1円〜49円) | |
デザイン | 白、 人物 | |
発行年度 | 1984年(1980年代) |
アメリカで発行されたロサンゼルスオリンピックの記念切手です。
重量上げの選手が描かれているものは16種完のシリーズ。
飛び込み選手が描かれたデザインの切手は夏季と冬季の五輪のそれぞれ4種類をセットとしたシリーズの1枚です。
このようにロスオリンピックの切手は多く発行され人気だったようです。
現在ではアメリカ本国でもこれらの切手が高額で売れることはまずないそうです。
日本で売るのも難しいかもしれません。
外国切手を買取してくれるところをよく探して利用されると良いでしょう。
オオパンダ(おおぱんだ)
オオパンダ切手は1963年発行の1次、1973年発行の2次に別れ、1次と2次をあわせ6種揃っているものが完品と呼ばれています。
需要が高くバラでも買取してもらえますが、シートで6種完品なら買取相場は高くなります。
6種完のオオパンダ2次切手があるなら、完品で買取に出すほうがよいです。
オオパンダ切手は文革切手の1種で、中国人バイヤーの買戻しを受けて相場も高い状態になっています。
できるだけ高く買い取ってもらえるよう適切な買取業者の選定が重要となってくるでしょう。
徐悲鴻 奔馬(じょひこう ほんば)
相場価格 | 10,000〜49,999円 | |
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切手額面 | 4分〜70分(1円〜49円) | |
デザイン | 白、 動物 | |
発行年度 | 1978年(1970年代) |
中国の近代画家徐悲鴻の作品「奔馬」を題材とした切手です。
1978年に発行されたこちらの中国切手は、小型シートと特別切手が発行されています。
奔馬小型シートは、中国近代画家の巨匠と言われる徐悲鴻の名画、「奔馬」が図案として採用されており、躍動感ある水墨画が素晴らしく、観賞用としても素晴らしい中国切手です。
徐悲鴻の手掛けた馬の絵はハガキの図案にも採用され、今も人気がある画家です。
当時の額面としても高額な小型シートは今でも価値の高いものとなっています。
時期によって切手の相場が大きく変化することは今の所ないようです。
しかしコンディションによっても買取価格は変わってきますので、いずれ売ることを考慮して、保存・管理には気をつけたいところです。
価値が知りたいときは、やはりプロの鑑定士に依頼するのがベストでしょう。
オリンピック東京大会募金第一次 やりなげ(おりんぴっくとうきょうたいかいぼきんだいいちじ やりなげ)
やり投げを描いたオリンピック東京大会の募金切手。
寄付金付きで一枚10円と成りますが5円切手として使用するものです。
第一次から第六次まで全20種類もの切手が発行されました。
第一次は全3種類で、このオリンピック切手は未使用のものよりも消印が押された切手が珍しいとのことで、状態によっては思わぬ高額で買取される可能性もあります。
大量の未使用品などを換金するのであれば、コンディションも重要となりますので、保管にも丁寧な扱いが求められます。
オリンピック東京大会募金第一次 飛び込み(おりんぴっくとうきょうたいかいぼきんだいいちじ とびこみ)
オリンピック東京大会の募金切手、第1次発行の3種のうちの一つです。
切手の発行時期と切手ブームが重なったこともあり、東京オリンピック切手は人気の切手となったようです。
しかし大量に買われながら使用されることも少なかったため、現在では未使用やシートの切手でも高額では売れないようです。
使用済み切手を売るのであれば、高額で買取ってもらえるかどうか査定してもらうのが良いかもしれません。
プロの鑑定士に正しい価値を見出してもらうことで、より満足のいく結果が得られますので、一度は相談してみる事をおすすめします。
文化人シリーズ 福沢諭吉(ぶんかじんしりーず ふくざわゆきち)
『学問のすすめ』で知られる福沢諭吉の切手『文化人シリーズ 福沢諭吉』。
皆さんお馴染みの1万円札の肖像そのままの絵が切手にも使われています。
1949年から1952年に発行された文化人シリーズ切手は、現在ではプレミア価格が付くものも多くコレクター垂涎の逸品となっています。
こちらの古切手も元の額面が8円であることを考えるとかなりの買取価格が期待できます。
発行年度が60年以上も前と言うことで美品が少なく、シミやシワ・焼けがない切手なら特に高い値段で買い取ってもらえます。
この古い切手が意外に価値があるという発見もあるかもしれません。
日清戦争勝利 有栖川宮(にっしんせんそうしょうり ありすがわのみや)
1894年~1896年にかけて勃発した日清戦争の、陸海軍総司令官として活躍した有栖川宮熾仁親王が描かれた戦勝記念切手。
日本国内で発行された物のなかでは初めての「肖像画」が扱われた切手になります。
この切手は2銭と5銭の二種類が発行されり、5銭のものは特に希少価値の高いプレミア品になります。
日本が日清戦争に勝利した事を記念して発行された記念切手でもあり、肖像が入った日本で最初の切手です。
それぞれの額面に肖像の人物が
・北白川宮能久親王
の2パターンあり、価値はバラ切手単位で2銭が6000円、5銭で14000円位になります。
有栖川宮熾仁親王の方が価値は高くなりやすいです。
古切手を高く売りたいなら、珍しさと合わせて保存環境に気をつけることも大事。
せっかくのプレミア切手、買い取りに出す場合は最高の状態で送り出してあげたいものですね。
第一次国宝シリーズ「姫路城」(だいいちじこくほうしりーず ひめじじょう)
「平成の大修理」により近年再びの脚光を浴びた姫路城。
別名白鷺城と呼ばれるほどの美しい外観で永きにわたり多くの人々を魅了し、国宝・重要文化財・世界遺産にも登録された世界的な史跡です。
この姫路城切手を始め日本の様々な国宝を取り上げた『第一次国宝シリーズ』が発行された頃はちょうど切手収集ブームの真っ只中。
多くの人が買い求めた切手と言うことで、コレクターの間ではポピュラーなものになっており買い取り価格は控えめです。
ただしシートかつ美品の買取依頼の場合ならそこそこの売値が付くことがあるので、古切手を売りたいと考えている人はまず専門店に見積もりを取ってもらうのも手ですので、一度は相談してみる事をおすすめします。
「彦根屏風」( ひこねびょうぶ)
江戸時代初期に描かれた風俗画【彦根屏風】。
切手には6曲屏風の内の2曲がモチーフとして使われています。
京都の遊女たちが高い技術をもって金屏風の上に描かれており、その画風から狩野派の絵師の作品だとされていますがはっきりした作者は解っていません。
こちらの切手はデザインの都合上2枚1セットで買取市場に出回ることが多く、片面のみの場合は買い取り相場が下がることがあります。
シートのままで売りに出す事が高額買取のポイントで、シミやヤケに気をつける保管も重要です。
東洲斎写楽 市川蝦蔵(とうしゅうさいしゃらく いちかわえびぞう)
歌舞伎演目『恋女房染分手綱(1794年)』竹村定之進役を演じる市川蝦蔵が描かれた『東洲斎写楽 市川蝦蔵』。
写楽のと言う非常に短いものでしたが、斬新かつ大胆な作品を約140点も残しています。
東洲斎写楽は江戸時代中期に彗星のように浮世絵界に登場し、その斬新な構図とモデルの個性を見事に表現した傑作を生み出した浮世絵師です。
活動期間はわずか10ヶ月間で、突然姿を消してしまい、現在までその人物の正体は不明で「謎の浮世絵師」と呼ばれています。
この作品は、寛政6年(1794)の5月に河原崎座で上演された「恋女房染分手綱」の一場面、前半の山場の「道成寺」の主役で能師役の竹村定之進を描いたものです。
1956年の切手趣味週間に発行されたこちらの切手はコレクターの間でも人気が高く、美品であれば1枚でもなかなかの買取価格が付いています。
シートの場合はさらに相場が跳ね上がり非常に高額になることがありますので、少しでもキレイな状態での保管をしておくと良いでしょう。