1円〜49円
第1次昭和 梅花(だいいちじしょうわ ばいか)
相場価格 | 1,000〜9,999円 | |
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切手額面 | 10円(1円〜49円) | |
デザイン | 植物、 その他のモチーフ | |
発行年度 | 1939年(1930年代) |
第1次昭和切手の14枚目に発行されたのが梅花模様の切手です。
渋みのある茶紫色でアンティークの味わいもあります。
10円の額面も当時としてはかなりの高額です。
その後も第2次・第3次昭和切手としてほぼ同じデザインの切手が発行され、さらには戦後にもよく似た梅花模様のデザインが発行されています。
どの切手も当時の額面に見合った高額で買取されるようですので、売るならばどれくらいの価値があるのか調べてもらった上で買取をするのがポイントです。
1円普通切手 前島密(いちえんふつうきって まえじまひそか)
前島密は日本の現行郵便制度を「日本近代郵便の父」と言われる人です。
日本の近代郵便制度の創設者の一人で、「切手」と言う言葉を作り、長年1円切手の肖像として親しまれてきました。
まだ当時の郵便制度は、現在のようにスピーディではなく、大変日数がかかっていました。
緊急の際に知らせる方法がなく、相手先に届くかどうかさえも怪しいものだったのです。
前島密は、政府の書類を郵送でやり取りする際の金額が記載された書類を見て、
「一日に一度必ず郵便を送り出して、その際に政府の書類以外にも民間人の手紙も一緒に運び、
郵便料金を民間からも徴収すれば、財源も潤ってしかも国の為になる」
と考え、その書類を目にした翌日には考えをまとめたと言われています。
1円切手と言う非常に小さい額面である上に現行普通切手のため、バラの場合ですと額面の半額以下の買取価格、または買取不可になってしまう場合があります。
シート(100枚分)の方がレートが高く設定されることが多いので、買い取りを希望される際は新品のシートを用意したほうが良さそうです。
2円普通切手 エゾユキウサギ(にえんふつうきって えぞゆきうさぎ)
2円切手は2002年に販売終了になっていたため、14年ぶりの復活額面となりました。
日本郵便は消費税増税に合わせ、2014年4月から郵便料金の値上げに対応する新しい普通切手11種類や郵便はがき10種類等を3月3日から発行すると公表しました。
新切手は「日本の自然」をテーマにして、1年を通して利用者が親しをもてるデザインを選び、封書用の82円切手にウメを、はがき用の52円切手にはソメイヨシノを選びました。
復活した、2円切手のデザインは、かつての秋田犬から、北海道に生息しているエゾユキウサギとなりました。
50円以下の切手を換金する場合についての注意ですが、レートや額面の小ささの問題がありバラ売りで買い取ってくれるお店はあまり多くありません。
2円×100枚のシートの場合は多くのお店が買取可能にしているので、査定に出す際の参考にしてください。
3円普通切手 シマリス(さんえんふつうきって しまりす)
日本郵便は、普通切手のデザインに統一性を持たせるため、新しいデザインの普通切手(12券種)を2015年2月2日に発行しました。
その中でも、「2円・3円普通切手小型シート」が特にかわいいと話題になりました。
2円切手はおなじみの真っ白でふわふわしたエゾユキウサギのデザイン、そして3円切手はしっぽがもこもこしたシマリスです。
この組み合わせはかわいらしい!
ふわっとした尻尾と黒の縞模様がキュートなシマリスをモチーフにした切手。
アジアからヨーロッパ、北米に25種類生息し、小柄で背中にある黒い5本の縦じまが特徴です。
現行の普通切手な上に使用頻度があまり高くない切手のため額面より高い買取価格はつきませんが、1シート(3円×100枚)の場合は額面の8~9割程度の査定価格が相場になってきます。
5円普通切手 ニホンザル(ごえんふつうきって にほんざる)
ぎゅっと抱きしめあう様が心をほっこりさせる、ニホンザルの親子が5円切手のモチーフです。
やわらかそうな毛並みと背景の少しくすんだ青色を見るに、冬の寒い時期を思わせます。
ニホンザルは、最も北に生息するサルとして国際的にも有名で、オナガザル科に属する日本固有の野生動物です。
定形外郵便の金額合わせなどによく使われる5円切手ですが、バラでの買い取りをしてくれるショップはあまり多くありません。
シミや汚れなどがない500円分のシートを用意するのが高額買取のコツと言えます。
10円普通切手 トキ(じゅうえんふつうきって とき)
「日本を象徴する鳥」とも言われ日本人によく親しまれている鳥、トキ。
1900年代に絶滅が危惧され、1952年に特別天然記念物に指定されています。
淡い桃色がかった羽の色が美しく、切手のデザインもそれを意識したカラーリングになっています。
額面が小さいため、バラ売りや10枚セットでの買い取り査定額はあまり期待できませんが、100枚セットの場合は高いところですと8~9割程度の価格で買い取ってくれるお店もあります。
買取店の吟味も高額買取には大切です。
20円普通切手 ニホンジカ(にじゅうえんふつうきって にほんじか)
凛とした立ち姿が美しいニホンジカを描いた20円普通切手。
可愛らしく優雅に飛び跳ねる姿を思い浮かべる人も多いはずです。
スモーキーなブルーグリーンの背景とレッドブラウンの鹿のコントラストは、洋風の雰囲気も感じられます。
1972年に発行された10円切手以来のニホンジカモチーフは少しモダンな仕上がりです。
小額面の普通切手は買取が難しいと言われますが、20円×100枚=2000円のシートタイプですと換金率もかなり高くなってきます。
お家に未使用のシートがある場合は買い取りを検討してみても良いかもしれません。
52円普通切手 ソメイヨシノ(ごじゅうにえんふつうきって そめいよしの)
日本の代表的な花である桜。
中でもソメイヨシノは花見でお馴染みの品種で、淡いピンクの大輪の花が一斉に咲き揃うので、見た目が非常に華やかなどもあり、全国各地に植えられるようになり、その艶やかな姿は多くの人に愛されてきました。
2014年に発行された新しい52円普通切手は、爽やかなグリーンを背景に美しく咲き誇るピンクの桜が目を引く洒落たデザインになっています。
52円切手はハガキ用として使われるため汎用性が高く、買取価格が安定しているので換金用切手としても人気。
美品のシートなら7~9割の相場で買い取ってくれるショップが多いです。
92円普通切手 スミレ(きゅうじゅうにえんふつうきって すみれ)
宝石のように濃い紫が目を引く、小さく可憐なスミレをモチーフにした92円普通切手。
スミレは日本の野原で見られる野草で、愛好家にとても人気が高い花です。
水色、紫、青緑と全体を青みがかった色でまとめたデザインは、清廉な美しさを感じさせます。
額面の小さい切手の場合はバラや10枚セットの買取額がかなり下がる傾向にあります。
しかし50円以上の切手になると10枚セットの場合でもそれほど買取価格が下がらなくなってくるので、ぐっと切手換金がしやすくなることが多いようです。
[記念切手] 琉球大学開校(りゅうきゅうだいがくかいこう)
1950年に設けられました琉球大学開校の記念切手です。
切手のデザインは大城皓也氏で、アメリカ軍統治下の沖縄で使用された「琉球切手」と言われるものの一つです。
切手に描かれている琉球大学本館の背後にシルエットで描かれた首里城があるのは開校当時首里城跡に琉球大学を開校したことに由来します。
左の端に描かれた龍の柱も印象的です。
琉球大学は、以前に首里城があった場所にありましたが、同場所で首里城の復元工事が始まり、1977年~1984年にわたり現在の場所に移されました。
移動された後に、キャンパスは壊され、グラウンドは、沖縄県立美術大学に譲られる形になりました。
現在のキャンパスは
・上原キャンバス
の2つに分かれ、敷地面積は東京ドーム約27個分です。
切手買取金額はコンディションによって倍以上変わることもあるので、できるだけ高い価格で売るならば美品の状態が良いと言えるでしょう。
普段から気を使っていただくだけで切手の状態も維持できますので、保管も確認しておくのがポイントになります。