1〜499円
第56回国体(宮城県)(だいごじゅうろっかいこくたい みやぎけん)
2001年に宮城で開催された第56回国民体育大会の記念切手です。
開閉会式が行われたグランディ21宮城スタジアムを背景にプレイを行うバレーボール選手の姿が描かれています。
左上にあしらわれているのは県花のミヤギノハギ。
鮮やかで立体感を感じさせる色使いがスポーツの祭典にぴったりのデザインです。
切手の中ではまだ新しい部類に入る上に、発行部数も多かったため希少価値は低めですが、シミや汚れのない未使用品ならば額面以上の買い取りが期待できる切手です。
プロの鑑定士がいる切手買取店に、一度は査定相談をしてみてはいかがでしょうか。
第44回国体(北海道)(だいよんじゅうよんかいこくたい ほっかいどう)
1989年に開催された第44回国民体育大会(はまなす国体)の記念切手です。
図柄にはスローガンの「君よ今、北の大地の風となれ」にちなみ、マラソンランナーを採用。
背景には北海道の花であるハマナスがあしらってあるデザインです。
北海道を代表するデザイン界のパイオニアとして活躍したグラフィックデザイナーの栗谷川健一が手がけた作品です。
比較的新しい切手のため買取価格はまずまずですが、額面以上の売価を推移している安定感の高い古切手です。
売る場合もしっかりお店選びをしないと損をする可能性もありますので、鑑定士が在籍する古銭買取の専門店に査定もらうのがベストです。
鈴木春信「まりつき」(すずきはるのぶ まりつき)
江戸時代中期に美人画の浮世絵で活躍した鈴木春信の「まりつき」が描かれており、1947年から現在まで毎年発行されている切手趣味週間の中では7番目にあたる切手です。
鈴木春信は、美人画や役者絵を描いていましたが、錦絵創始の仕事について41歳の時に木版多色刷の浮世絵画(錦絵)を考案したことで知られています。
「夢幻的美人画の創始者」とも呼ばれ、中版(約28cm×20cm)と呼ばれる正方形に近い画面を愛用し、独特の可憐、きゃしゃな人物像をあみだしました。
また「見立て」の趣向を積極的に採用し、叙情的な画面をつくり出しました。
今から60年前の1957年に850万枚発行されましたが、収集価値が高く額面の数倍から数十倍もの価格で取引されることもある切手です。
このような切手は特に保存状況で大きく価値が変動するので、専門家に一度みてもらうことが正しい価値を知る最良の方法といえるでしょう。
第3回新聞週間(だいさんかい しんぶんしゅうかん)
鉛筆を形どった紙型とともに沖縄の新聞人、政治家である太田朝敷がデザインされています。
彼は明治26年沖縄最初の新聞「琉球新報」の創刊に深く関わっており、県会議員、首里市長を務め沖縄県海外協会副会長として移民事業を推しすすめた人物です。
琉球時代の切手のため未使用の現存品は少ない価値のある切手です。
正しい価値を知るためにも、一度専門家に鑑定してもらうことが高額査定へのポイントになるでしょう。
1953年第3回新聞週間は、毎年10月に行われる新聞週間の第3回を記念して発行されたものです。
切手の図柄は、沖縄新聞業界の先駆者の大田朝敷の肖像画と鉛筆がデザインされています。
大田朝敷(1865年~1931年)は首里生まれで、学習院を経て慶應義塾へ進み、慶應義塾の創立者である福沢諭吉の門下生として直接教育を受けました。
1893年に帰郷し琉球新報の創立の頃から携わり、主筆を経て社長になりました。
琉球時代の切手のため未使用の現存品は少ない価値のある切手です。
正しい価値を知るためにも、一度専門家に鑑定してもらうことが高額査定へのポイントになるでしょう。
第7回新聞週間(だいななかいしんぶんしゅうかん)
1957年第7回新聞週間は、同じ年の10月に開催された新聞週間を記念して発行されたものです。
ロケットの形をした鉛筆と沖縄の地図が図柄に採用され、ペンの力で世界に向けて発信しようという意気込みが込められています。
1957年第7回新聞週間は、B円最後の年の切手で、次年の1958年9月から円からドルへの切り替えがあり、わずか10年足らずの間だけ発行されたものです。
ただ、半世紀もの時間が経っているので丁寧に保存されたものの価値は高く、逆にそうでないものの価値は低くなっています。
しばしばシートでも流通しており、発行から年数が経つにつれ価値が上がる可能性があるので、現在の価値を調べるのであれば、買取専門業者に査定依頼をしてみるのも良いかもしれません。
ドル表示数字切手1¢(どるひょうじすうじきって いっせんと)
1958年に通貨が全てドル・セントへ変更されたことにより急遽発行されたデザインがシンプルな切手です。
額面によって色がことなっているデザインとなっています。
半世紀以上昔の切手ですが、未使用の綺麗な切手もしばしば流通しています。
それでもシミ・ヤケの程度によって切手の価値が変動するため、価値を調べたいのであれば、プロの鑑定士に正しい価値を評価してもらうのが高額買取へのよい方法でしょう。
ふるさと心の風景「秋の風景」(ふるさとこころのふうけい「あきのふうけい」)
「ふるさと心の風景」シリーズ第2集であり、第一集と同じく原田泰治が描いた昔懐かしい全国各地のふるさとの風景や、ポストのある風景などが描かれた切手です。
富山県の砺波市をはじめ全国各地の秋の情景がデザインされています。
ふるさと心の風景シリーズ第1集と同数の200万枚発行され、全国の郵便局で販売されていました。
ふるさと心の風景シリーズとして今後価値が高まる可能性があり、いずれ買取価格が上昇したときのために、より綺麗な状態をキープするよう丁寧な保管しておいたほうが良いでしょう。
[長野県] リンドウ(ながのけん りんどう)
洋画家であり東京藝術大学出身の小山利枝子による作品です。
釣鐘型の綺麗なリンドウの花が描かれています。
発行枚数は300万枚と多く、市場に出回っているものは2枚ペアとしてあるものが多いです。
1990年発行の切手で25年以上もの時間が経っているため保存方法によって、シミがでたり薄れたりと価値に大きく差が出てしまいます。
切手の価値を調べたい、買取をお願いするか検討中でしたら、一度は相談してみる事をおすすめします。
[香川県] オリーブ(かがわけん おりーぶ)
イタリア・ファエンツア国立美術大学などで学び、大学教授をしている辻一摩により原画が描かれています。
発行枚数は300万枚と多い方です。
都道府県の花の20面シート各種は、47連刷シートとの差別化をはかるため、単片ではなく横2枚のペア(2枚組)での販売となっている場合が多いです。
四半世紀の年月が経っていますが、シミやヤケなどのないものは高い価値を持つものもあります。
古銭買取店なら専門家が価値や相場を査定しますので、是非利用されると良いでしょう。
東京版「浅草雷門」(とうきょうばん あさくさかみなりもん)
日本画家である長谷川誠によってデザインされた切手です。
海外の人にも人気の高い浅草といえばの雷門であり、日本好きのコレクターが集める一品です。
120万シートと枚数は多いですが、人気がある切手のため価値が少しずつ上昇しています。
発行から20年も経っていシミやヤケがない綺麗な状態のものは専門家による査定により高い価値がつく場合があります。
今後価値が上昇する可能性のある切手なので持っておいて損はないかもしれません。
お持ちの切手を普段から気を使うことで、きれいな状態に保つことができますので、保存状態を確認しておくと良いでしょう。