1〜499円
大阪版「国際ロータリー2004年国際大会」(おおさかばん こくさいろーたりー 2004ねん こくさいたいかい)
さまざまな奉仕活動を行う団体として知られている「ロータリークラブ」の国際大会が東京に続き、初めて大阪で開催されたことを記念し切手が販売されました。
切手デザイナーの森田基治によりデザインされ、切手シートの余白部分には、大阪市の代表的建築物である大阪城天守閣(「大阪夏の陣図屏風」)と国際ロータリー2004年国際大会ロゴを描いています。
この切手は単体で販売されていることが多いため、シート余白部があると切手の買取価値が高まります。
種類によって買取金額に幅が出てきますので、一度買取業者に査定を依頼して、価値をご確認してみても良いでしょう。
第一次国宝シリーズ「広隆寺弥勒菩薩」(だいいちじこくほうしりーず こうりゅうじみろくぼさつ)
京都最古の寺院、広隆寺に収められている『木造弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)』。
国内で初めて国宝に指定された彫刻で、口元に笑みをたたえながら物思いにふける様子が非常に神秘的に表現されている作品です。
『国宝シリーズ』と呼ばれる切手はそれまでにも多種ありましたが、鮮やかな多色刷りが採用されたのはこの第一次国宝シリーズが初めて。
日本が誇る芸術品の数々を色彩豊かに表した切手は収集家からの人気も高く所持している人も多めです。
そのため買取査定額も少々厳しくなっており、軽微なシミやヒンジ跡なども価値に影響するので、買い取りの前に入念なチェックをしておくことも高額買取アップのコツともいえます。
第一次国宝シリーズ「法隆寺」(だいいちじこくほうしりーず ほうりゅうじ)
世界最古の木造建築である法隆寺を取り上げた切手『第一次国宝シリーズ 法隆寺』。
青空を背景に五重塔と法隆寺金堂が並ぶ、少し珍しい構図の切手になっています。
50円と言う額面のこともあり同シリーズの切手の中では発行部数が比較的少なかったため、他に比べて買取価格がすこし高くなっています。
とは言っても汚れや破れがある並品の場合は相場が大幅に下がってしまうので、少しでも高く売りたい場合はそうした劣化を避ける保管が重要です。
普段のお手入れ次第でキレイな状態に保つことができますので、今日から是非実行してみてください。
文化人切手「夏目 漱石」(ぶんかじんきって なつめそうせき)
『坊っちゃん』『こころ』『吾輩は猫である』など数多くの傑作を残した夏目漱石の肖像が描かれた『文化人シリーズ 夏目漱石』。
誰もが知る著名な文豪と言うことで切手収集家からの人気も非常に高くなっています。
買い取り価格については、美品/並品かで非常に大きく変わってくるので保管には細心の注意を払うことをおすすめします。
また同シリーズ全十八種の切手が全てそろっている場合は、平均買取額を大幅に上回る値段で売れる場合があります。
鑑定士が在籍する切手買取専門店での査定が望ましいでしょう。
歌川広重 「東海道五十三次 京師」(うたがわひろしげ とうかいどうごじゅうさんつぎ けいし)
東海道五十三次の「京師」は、国際文通週間における初めての切手となります。
京師は最終到着地の京都の風景を描いたもので、その美しい図柄から、日本の切手が世界各国から注目されるきっかけにもなっています。
東海道五十三次の切手は国内における知名度も非常に高く、価値が高いプレミア切手としても有名。
取価格は大体額面から、シートであれば1000円程の買取価格が見込めるでしょう。
東海道五十三次シリーズの切手をお持ちであれば、専門業者にどれくらいの価値があるかを確認してみると良いでしょう。
葛飾北斎・富嶽三十六景 神奈川(かつしかほくさい ふがくさんじゅうろっけい かながわ)
富嶽三十六景、ひいては北斎の作品の中でも最も有名とされる作品『神奈川沖浪裏』の図が採用された切手です。
荒波に揉まれる船とその遠くに浮かぶ富士の姿が大胆に描かれた絵は、国内だけでなく世界的にも多く知られています。
誰もが知る非常に人気の作品が使われた切手なだけあってコレクターの間でも所持している人が多く、買い取り相場は控えめな方と言えるでしょう。
ただし残っている郵便印などによっては価値が大幅に跳ね上がる場合があるので、切手の売却を考えている方はしっかりと査定できる切手買取専門店に査定してもらえると安心です。
葛飾北斎「富嶽三十六景 保土ヶ谷」(かつしかほくさい ふがくさんじゅうろっけい ほどがや)
葛飾北斎が描く富嶽三十六景の内の一枚『東海道 保土ヶ谷』を据えた国際文通週間1964年の記念切手です。
宿場町として栄えていた保土ヶ谷の地を江戸の人々が通りがかる様子が北斎らしい生き生きとした筆致で描かれています。
松林の向こうに鎮座する富士を眺める旅人たちの姿が楽しい一枚です。
2011年に富嶽三十六景内の同作品を取り上げた切手が新たに発行されているため、買取平均価格は控えめ。
しかし古切手は複数種類を一度に査定に出した方が買い取り額がアップする傾向にあるので、全体の売却価格の底上げには一役買ってくれるでしょう。
いつか売却することもお考えなら、保管方法にも気を付け、なるべく湿気の無い場所を選んで保存するようにすると良いでしょう。
葛飾北斎「富嶽三十六景 甲州三坂水面」(かつしかほくさい ふがくさんじゅうろっけい こうしゅうみさかすいめん)
甲州(現在で言う山梨県)河口湖に映る逆さ富士の姿が描かれた『富嶽三十六景 三坂水面』。
「この構図で逆さ富士を見ることは不可能ではないか」「木々を見るにこの絵に描かれている季節は夏なのになぜ山頂に雪が残っているのか」など数多くの謎が残されている、
北斎らしいユニークさに富んだ発想により描かれた作品となっています。
バラ・10面シートともに切手買い取りを依頼される際は、ヤケやシミ、破れなどが無いかよく確認して売りに出しましょう。
買取店によって切手の買取条件や取り扱い商品が違ってきますので、事前に相談してみることをおすすめします。
葛飾北斎「富嶽三十六景 隅田川関屋の里」(かつしかほくさい ふがくさんじゅうろっけい すみだがわせきやのさと)
隅田川沿いを馬に乗り駆け抜けていく武士の様子が描かれた『富嶽三十六景 隅田川関屋の里』。
富嶽三十六景に代表される北斎の作品スタイルは、国内のみならずゴッホやアンリ・リヴィエールなど世界に名だたる画家にも深い影響を与えました。
この作品に描かれる武士と馬の躍動感や繊細なグラデーションも北斎ならではの観察眼鋭い作品性をよく表しています。
その絵柄の美しさから切手の収集家からの人気が高い『国際文通週間』シリーズの内の一枚ですが、バラでの買い取り価格は控えめ。
同シリーズでのセットやシート買取になると価値が上がり、高値での買い取りが増えてきますので、売る場合はしっかりとしたお店選びをするのがポイントと言えます。
葛飾北斎「富嶽三十六景 甲州石班沢」(かつしかほくさい ふがくさんじゅうろっけい こうしゅうかじかざわ)
岩場で漁を行う漁師の遠景に富士が浮かぶ構図が印象的な『富嶽三十六景 甲州石班沢』。
激しい波しぶきと、オレンジの雲をまとうゆったりとした富士のコントラストが特徴的です。
ところで『石班沢』は本来『かじかざわ』とは読みません。
ウグイ(石斑魚)とはある淡水魚の名称ですが、この字に別種の魚であるカジカ(鰍)と言う読みを誤記したものではと言われています。
約半世紀前の切手なので、状態の良い美品の場合なら額面以上の買い取り額が期待できます。
また、古切手を売りたい場合は他の切手も合わせて買取依頼に出したほうが売値が上がりますので、お持ちの場合はセットで売却すると高額買取も期待できるでしょう。